人生いろいろ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


ピピウと歩いていると、お年寄りに声をかけられる率がかなり高くなります。笑

ピピウを一通り褒めてくれた後、
「私の息子がこれくらいのときはね…」とか、
「うちの孫が今ちょうどこの子くらいでね…」とか、
短い世間話に発展することもしばしば。

どうせあてもない散歩ですし、こちらも時間はあるので、私はそれが嫌いではありません。






昨日もピピウと一緒に近所をあてもなくお散歩。

昨日は3人のご老人に声をかけていただきました。
「チャオ〜!」とか、
「かわいいなぁ。お散歩かい?」とか、
そういった声かけです。

そのうちの一人。

年は…70歳くらいかな?

おじいさんが前からやってきました。

「チャオ!かわいい坊主!
なんて名前だい?」

名前を私が言うと、

「ピピウかぁ。はじめまして。」

とピピウと握手してくれました。

握手したおじいさんの手を離さないピピウ。

それどころか、おじいさんの手を引っ張るピピウ。

おじいさんは笑いながら、

「おー!力が強いなー!こんなに小さいのに。」

と。

それから、何歳かとか、保育園には行ってないのかとか、ありがちな世間話に。

するとおじいさん、

「やっぱり子供はかわいいねぇ。
私の娘は2回も流産してしまってね。
それからも頑張ってはみたものの、10年経つのに子供ができないんだよ。
残念だ…。」

と、娘さんのことを私に言いました。


「それは、娘さんもお気のどくに…。」

と、それ以上は私は何も言えませんでしたが…。





おじいさんとさよならした後、ピピウと手を繋いで歩きながらふと思いました。


平日のお昼前、
ぽかぽか天気の中、
2歳のピピウと手を繋いで
あてもなくお散歩って、
端から見たら、
幸せ母子に見えるかな?



いや、実際に幸せなひとときではありますよ。



でも、おじいさんは私が結婚10年でやっと妊娠できたことも、ピピウが死にそうだったことも、ピピウが短長症候群であることも知らない。


別に、そのことを知ってもらって「大変だね」と同情してもらいたいわけではないです。


ただ、人って、幸せそうに見えても100%幸せな人っていないよねと思ったのでした。



そのおじいさんだって、定年退職されて、悠々自適に過ごしてそうな雰囲気でしたが、こうして満たされていない部分があるわけで…。




私からしたらかなりリア充な友達や知り合いも、話してみたら大なり小なり悩みや問題はあるものです。




道ですれ違う幸せそうな若いカップル、悩みの無さそうな学生グループ、円満そうな家族連れ 、仲の良さそうな老夫婦…
でも、もしかしたら外見ではわからない悩みや問題を抱えているのかもね。

私達や、昨日出会ったおじいさんみたいに。


人生いろいろですね。






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今日のオススメ。





ピピウの好きな水牛のミルクから作られるモッツァレラチーズ。

これは"ボッコンチーノ"って書いてあるから一口サイズのやつかな?


水牛のミルクから作られるものは、牛乳から作られるものとは味わいが違います。

より美味しい!


ピピウは水牛のモッツァレラとトマトとバジルでカプレーゼを作ってやると、喜んで黙々と食べてます。笑