私のダンナは料理をします
私とダンナ、キッチンに立つ割合はどちらが高いかというと…
おそらくダンナの方が高いです
一応、共働きなので、それで当たり前と結婚前の同棲をしているころから思っていましたが、他の奥さん(日本人もイタリア人も)たちに
「旦那さんが料理してくれるのはすごく助かるよ!とてもありがたいことだよ!」
と言われました。
それで…「あ、そうかもしれないな。感謝しよう」と心改めたのでした。
私は夜の日本語授業が多いので、家に帰るのは遅く、確かにそれからご飯を用意するとなると大変ですからね。
仕事から帰ると、食事が用意されてるという幸福…忘れないでおこうと思います。ありがたや。
世のご主人たちも、是非、奥様に感謝してください。
で。
ダンナが料理をしてくれるというのはとてもありがたいことなのですが、料理をするからこそ、それなりにこだわりがあり…
基本的に一緒にキッチンに立つと喧嘩になります
そして、食材も、全部が全部ってわけではないんですが、ダンナなりのいくつかのこだわりがあります。
その一つが、家に常備してあるチーズ
私もダンナもチーズが好きなので、羊のミルクのチーズ“ペコリーノ”とか、青カビの“ゴルゴンゾーラ”とかもよく買うんですが、家に常備してあるチーズというのはやはりイタリア料理に欠かせない“パルミジャーノレッジャーノ”
イタリアの“チーズの王様”と呼ばれるチーズです。
日本に比べればもちろん本場イタリアではお安く手に入りますが、それでもイタリアでも高級チーズになります。
やはりそこそこ高いのです。
以前、こんなことがありました。
結婚前。
同棲中の頃、ダンナ、事故にあいまして、膝を骨折。数か月、歩けない日が続きました。
なので、買い物はいつも私担当。
ダンナに「今日はパルミジャーノレッジャーノ買ってきてね~。」と頼まれ、買い物に行ったある日。
確かにいつも買ってるパルミジャーノレッジャーノよりかなり安いなとは思ったんですが、安いに越したことはないと思い買ったんです。
家に帰って、買い物してきた物を冷蔵庫に入れていると、ダンナが私が買ってきたチーズを見て…
「これ、パルミジャーノレッジャーノじゃないよ…」
というのです。
実は、私が買ってきたのはパルミジャーノレッジャーノによく似たグラナパダーノというチーズ。
パルミジャーノレッジャーノに見た目はもちろん、味も似ているのですが、材料やイタリアの法で定められている製法が違うらしく、ダンナは全く別のチーズと言うのです。
しかも…
怒られた
「どうやったらグラノパダーナとパルミジャーノレッジャーノを間違えるんだ!?」と。見た目ホント同じなんですよ、このチーズ。ただ私がタグに書いてある商品名を確認しなかったのが間違いだった…。
結婚前、チーズ一つ間違えただけで怒られるわけ!?とドン引きしたものです
結局、私が買ってきたグラナパダーノをダンナは食べず、今度はちゃんと商品名を確認してパルミジャーノレッジャーノを買う羽目に
言っておきますが、グラナパダーノも美味しいチーズです。
ただ、ダンナのこだわりがパルミジャーノレッジャーノなんですね
でもね…イタリア生活、結婚生活が長くなるにつれて、そのこだわりも分かってきたんですよねこれが。
やっぱり違うわ
パルミジャーノレッジャーノは美味しい
なので、我が家の常備チーズはそのまま食べても美味しい、料理に使っても美味しい、イタリア料理に欠かせないパルミジャーノレッジャーノです
熟成期間はいろいろあれど、私たちのお気に入りは熟成期間30か月です。
他のより更にちょっと高い…。
高くてもこれはケチりません。
しかもヴァッケ・ロッセという特定の牛の乳から作られたパルミジャーノレッジャーノならさらによし。
更に高いけど、クリーミーさが違う。
イタリアに来られたら、パルミジャーノレッジャーノ購入オススメです
日本の百貨店で売られている値段を見て、ダンナは「宝石か!?」と言っていました。
それくらい日本では高い…。
ちなみに、栄養価の面でもカルシュウムが豊富で、イタリアでは医者がお年寄りや骨折した人に勧めるそうです。
パルミジャーノレッジャーノが好きすぎて、去年と今年、2回もパルマの工場まで見学に行ってきました。
いろいろなパルミジャーノレッジャーノが試食できる他、工場見学は本当に圧巻です!
その時のことを“たびねす”の記事にもしましたので、どうかみてやってくださいね。できればSNSでシェアしてくださるとうれしいです♪
魅惑の工場見学!イタリア高級チーズ「パルミジャーノレッジャーノ」を知って食べて買って
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