減点法と加点法 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

 

日曜日のお昼。

 

いつも通りダンナの実家にランチをご馳走になりに行きました。

もちろん、いつも通りダンナの妹家族もいました。

 

 

ランチも終盤にさしかかったころ、8歳の姪はもう食べ終わっていたので退屈しており、「パパ、遊ぼう!あっちで遊ぼう!」と義妹の夫に言いました。

その時、彼は私の舅と話している最中でしたし、まだ完全に食事が終わったわけでもなかったので、「パパ、遊ぼう!」を連呼する姪に舅が言いました。

 

 

「まだパパは食事中だろう?後にしなさい。」

 

 

そう言った舅に対し、姪はうつむきながら即座にこう答えました。

 

 

「私はもう食べ終わったわ。」

 

 

 

 

 

さて、世の親御さんたちに聞きたい。

 

大人がお子さんを私の舅のように注意して、お子さんが私の姪のように答えたらどうしますか?

 

 

まぁ、そんなにムキになって怒るほどのことではないかも知れませんが、「そんな言い方をするもんじゃないよ。」とか、「自分のことだけ考えるのはよくない。」とか…注意しません…かね?

 

 

姪はそう言った後、ふてくされてキッチンを出ていきましたが、姪の両親含め誰も注意する大人はその場にはいませんでした。

 

 

 

もし、私の兄の娘たち、日本の姪が私の前で同じ言動をとったら、「〇〇ちゃんは食べ終わったかもしれないけど、パパはまだでしょ?」とかなんとか、きっと言ったと思います。

100%口うるさいオバサン。

 

 

ちなみに、私はイタリア人家族がいる前では姪に注意しません真顔

以前、ダンナが家族みんなの前で姪を注意したところ非難轟々だったからです汗

私は注意したダンナが正しいと思ったんですけどね。

子供なんだから間違ったり、悪いことをするのは当然。それを大人が注意するのも当然。そう、思ってきたんですが…どうも注意したほうがかなり非難されるようなので、「あっ…」と思っても何も言いません。

 

 

あ、断っておきますが、イタリアの姪もかわいいです。いい子です。

ただ、その日曜日のランチの舅に対する答え方が私的に「どうかなぁムムムと思ったんです。

どこのお子さんにもあることだと思います。

 

 

今日、食事の時にある会話からたまたま姪の話になったので、日曜日にそういうことがあって、私はどうかなぁと思うんだということをダンナに言いました。

 

するとダンナは、

 

「僕もそれ聞いた。」

 

と。

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

「あの答え方はないよなぁ…」

 

 

 

と、私と同意見なんだ?と思ったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、オヤジにあぁ言われてすぐに言い返す能力は立派だけどキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇっっっ!?

 

そこっ!?!?!?ポーンポーンポーン

 

そこ、ほめるとこ!?

 

 

 

 

 

そうね、そうね…

 

叱られたり、注意されたりして、しょんぼりしているだけではダメなのよねこの国は…イタリア

自分を主張しておかないとね…。即座に言い返す力を持っていないとね。

 

 

 

それにしても流石だなと思いました。

 

日本の人の評価は減点法、欧米の人の評価は加点法だと…確かどこかで読んだような気がするのですが、正にその通り!

 

私は姪を減点しただけでしたが、イタリア人のダンナは姪を減点したけれども加点も忘れなかった…。

 

 

 

 

 

見習おう真顔

 

 

 

人に接する時は減点だけでなく、加点もしていくことを…。

 

 

 

 

 

 

 

 

姪の態度が正しかったかどうかはこの際おいといて…。

 

姪のおかげで“加点することの大切さ”に気づいたのでした。

 

 

 

 

 

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