トスカーナのパワースポット(?)と不思議な食堂 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


去年の話になるんですが。


12月24日のクリスマスイブの日、アレッツォ県に住むダンナのおじさん(70歳一人暮らし)が、フィレンツェでダンナの家族みんなとクリスマスを過ごすということで、おじさんを迎えに私たち夫婦はアレッツォ県へと向かいました。


そのとき、せっかくアレッツォ県に行くので、おじさんを迎えに行く前に、ラ・ヴェルナ修道院へ行こうというこことになりました。



ラ・ヴェルナ修道院。


実は過去にもこのブログでご紹介したことがあります。


なので、今回行くのは2回目。


前回行ったのは何年も前の夏の午後で人も多かったのですが、今回訪れたのはクリスマスイブの日の午前中ということもあってか、敬虔な信者さんでお祈りをささげに来た人とか、クリスマスのミサの準備を始めている教会の人たちくらいしか見かけませんでした。


しかも、すごく濃い霧が出てまして、それがまたラ・ヴェルナ修道院の神聖さを更にかもしだしているように思えました。




このラ・ヴェルナ修道院、前回来た時も、今回来た時も、なんだか言葉では説明できない“何か”を感じます。


私は宗教には興味がありませんし、信仰もありません。


でも、このラ・ヴェルナ修道院に来ると、何なんでしょうね?「神聖な」とか「聖なる」って言葉はこういう場所を形容するためにあるんだろうなと思ってしまうわけです。



私の中ではトスカーナのパワースポットキラキラ




いや、でも実際にキリスト教徒の方にとってはとても神聖な場所です。


ここで、聖フランチェスコが聖痕(キリストと同じ傷)を受けたとか。



そして、修道院内にある芸術の数々もこれまたすごい。




そんでもって、崖の上に建ってるこの修道院そのものが、自然と融合しててすごい。



すごい、すごいって書いてますが、ボキャブラリーがなさすぎて「すごい」としか言えません。



ラ・ヴェルナ修道院に関してはFirenze in Tascaのブログに詳細をUPしましたので、ぜひご覧ください。

Firenze in Tascaのブログへはこちらをクリック→  




そんでもって、修道院も見学し終わったのがちょうどお昼時。


おじさんのお家にお昼時に行くのも、なんだかお昼ご飯ご馳走してって言ってるみたいで悪いよねということで、どこかで食べて行こうということになったんですが、なんと、修道院に食べるところがありました。




レストランというよりは食堂。





けっこう人が入ってました。


イブのお昼に予約なしで、席なんてないんじゃないかと思ったのですが、ありました。




けっこうオシャレなテーブル。




食堂のスタッフは食堂の社員さんというよりは、みなさんけっこう若いボランティアっぽい人たちでした。

でも、職員さんなのか、ボランティアさんなのかは謎。



メニューは…


一皿目はラグー(ミートソース)かスモークサーモンと生クリームのパスタ


二皿目はお肉のグリル、付け合わせはポテトフライかサラダ


デザートはテーブルにある果物



以上。





選択肢はほぼありません。




私はスモークサーモンと生クリームのパスタにして、ダンナはお肉のグリルにサラダと、それぞれ1皿だけ注文しました。


私はワインも注文。テーブルワインです。


で、運ばれてきたのがこちら。






チョイス、間違ったわームムム


スモークサーモンがあまり入ってなかったし、正にお家で食べられる味でした。


テーブルワインはけっこうおいしかったです。



ダンナのお肉のグリルのほうがおいしそうでした。私もそっちにしとけばよかったと後悔…。




私たちの隣には10人くらいの団体(たぶん2家族)が座っていたのですが、その人たちへは食堂のスタッフが大皿で料理を運んできて、一人一人に料理をその場で取り分けてたんですね。(たぶん、みんな同じものを注文したんだと思います。)


で、その量が多かったのか、大皿に料理が余ってしまい、その団体さんたちも「これ以上はいらない」と言ったか言わなかったかまでは聞こえませんでしたが…


食堂のスタッフさんたちが余った料理の乗った大皿を持って私たちのテーブルにやってきて

「パスタ、いりません?」

「お肉、いりません?」

と。



そんなのアリなんですか?




やっぱり、普通のレストランとは違うよね、そのへん。




私たち夫婦は夜にダンナのマンマによるクリスマスイブ・ディナーが待っていましたので、「けっこうです。ありがとう。」と言ってお断りしましたが、そのあと他のテーブルのお客さんにもそうして聞きに行ってて、残ったお料理をもらってるお客さんもいました。



で、そのあとエスプレッソを飲んで、お会計は二人で20ユーロくらいでしたよ。


BARでお昼ご飯食べるくらいの値段ですね。




一皿しか注文していないことを考えると、ビックリするほど安いわけではありませんが、まぁ、なんとも言えない空間と独特なお店のシステムは、そこで食べる価値ありかもと思わせてくれました。




いやー、いろんなところがあるね~と思った去年のクリスマスイブでした。






今日もKUROと町の写真を応援クリックお願いします!

↓ ↓ ↓ ↓


にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村