外国に住んでいなかったらきっと見ることがなかった日本の芸能 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪



タイトル長すぎですね。


すみません。







フィレンツェにある“いろは”という日本人の方々が運営していらっしゃる協会が、


フィレンツェで落語口演をオーガナイズされるということを日本人の友達から聞きまして、


ダンナと、落語口演があるよと教えてくれた友達のイタリア人の旦那さんと3人で行ってきました。


(お友達は小さな子供がいるから来られなかったんですよ。友達の旦那さんも一度も見たことないということだったので、一緒に行ってきました。)





このフィレンツェでの落語公演、これが初めてではなく、


数年前からありまして、


私も知っていたのですが、


なんせ、私よく晩に働いているものですから、


授業が口演時間と重なっていて、


今まで一度も行ったことがなかったのでした。





でもね、時間的な問題ももちろんあったんですが、


落語に興味がないといいますか…


日本にいる時も落語なんて一度も見に行ったことがありませんでした。



吉本新喜劇は見に行ったけどね。

(一応、京都府出身。土曜日のお昼は吉本新喜劇を見て育ちました。)





でも、今年はちょうど時間も空いてたし、


教えてくれた友達は数年前に見たそうで、


「けっこう面白かったよ。」と。






そんなわけで、イタリアはフィレンツェで落語を聞きに行ったのでした!




会場はフィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会の隣の建物。



古い壁画の残る建物の中に高座が設けられていました。








それにしても…


ダンナと来たのはいいけれど、


何語で口演されるんだろう?


イタリア人、分かるのかな?

笑えるのかな?



という素朴な疑問が湧いてきました。




ちなみに観客は日本人とイタリア人。


でもやっぱりイタリア人の方が多かったです。


この日、フィレンツェまで落語口演にいらっしゃったのは


三遊亭竜楽さん






最初は落語の歴史とか、説明を日本語でされまして、


それを日本人の同時通訳の方が、イタリア語に訳す


といった形だったのですが、


実際に落語が始まると…




通訳なし!三遊亭竜楽さんが日本語とイタリア語を使い、


日本語とイタリア語のミックスの落語!


でも、たぶん7割くらいイタリア語。






日本のオチでイタリア人、笑えるのかな?


イタリア語の落語で日本人、笑えるのかな?


とこれまた疑問に思ったんですが…




日本人もイタリア人も、


しっかりオチで笑えました。



すごい!三遊亭竜楽さん!






いやー、日本の伝統芸能落語、面白いねー。


話だけでなく、食べるしぐさとか、


本当に美味しそうでビックリ。



あれは言葉が通じなくても通じますよね。







会場にたまたま知り合いの日本人の方たちがいらっしゃいまして、


休憩中にはなしてたんですが、


私は今回初めて落語を聞いたのですが、


お知り合いのお二人は時々日本でも聞いていたと。


お二人とも関東出身の方たちで、


関東関西の違い?




確かに上方落語ってありますけど、


私くらいの年齢の人が落語聞くって


私は聞いたことがなかったかも…。


みんな若手の漫才だよね、聞いてたのは。




まぁ、たまたま私の周りが全く落語と縁がなかったという可能性も非常に高いですが。






そんなわけで、


日本の伝統芸能落語を


生まれて初めて


イタリアのフィレンツェで


イタリア語と日本語のミックスで聞く


という、なんとも不思議な経験をさせてもらいました。




おそらく、ずっと日本に住んでいたら、


ずっと落語を聞く機会なんてなかったと思います。



海外に住んでいるからこそ、


そんなに興味がなくても


「日本のことだからちょっと覗いてみるかな。」


となることも。




今回、落語を聞きに行ってよかったです。


楽しかった。






私の中で落語は「年寄りの趣味」といったイメージがあったのですが、


きっと年齢関係なく楽しめるし、


これからもずっと落語が日本の伝統芸能として続いていけばいいなと思います。





そして、こちらの三遊亭竜楽さん、


イタリア語だけでなく、フランス語や英語でも落語をされるそうで、


ヨーロッパのいろいろな都市で口演されているそうです。



こうした方によって、日本の伝統芸能が


世界に伝われば、知られればいいなと思います。













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