誤解 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


イタリアに来たころ、


ダンナの親戚とか、


初めて会うイタリア人(ダンナの友達や友達の友達)とかとの食事のとき、


「誤解されてるかも…」と思ったこと。









日本人は酒に弱い。











ま、実際、お酒に弱い日本人もたくさんいます。


でも、お酒に強い日本人もたくさんいますよね。


イタリア人と同じです。




でも、一般的に日本人は酒に弱い


と誤解しているイタリア人がいるのです。




と、いいますのも、イタリアに来て、上記の人たちとの食事の際、


もちろんテーブルにはワインがあるわけで、


私のグラスにも当然ワインを注いでくれるのですが、


一杯目のワインを飲んで、グラスが空になったことに


気づいた男性が二杯目を私のグラスに注いでくれようとするのですが、


その際に


「大丈夫?」


と、よく聞かれたのです。






私はまぁまぁ飲むほうなので、グラス1、2杯のワインなんてどうってことないんですが、


むしろ、2杯目、3杯目が欲しいんですが、


心配そうに「大丈夫?」と聞かれると、


「あれ?飲まないほうがいいのかな?」


「女性が2杯、3杯飲むのははしたないのかな?」


なんて、こちらも妄想が広がりまして、


当時、どうしてそんなことを聞かれるのか分かっていなかった私は、


「大丈夫?」と聞かれると、次のワインを断っていました。


飲みたくても…。




でも食事中、テーブルを見てると…


みんな(女性も)けっこう飲んでるじゃない?ムムム


じゃぁ、なんで私(日本人)だけ少し飲むと「大丈夫?」と聞かれるのか???


なんで私だけ途中から水なのよー。…ま、2杯目のワインを断ってるからなんだけど…。




と、思い、ダンナ(当時は彼)に聞いてみたところ、


「飲みたかったら飲めばいいんだよ。(酔っぱらわない範囲で)


たぶんみんなシェコが日本人で、日本人は酒に弱いと思ってるから、


酔っぱらわないか心配してそう聞くんだよ。」


と。



イタリアでは相手が誰であれ「もう飲みたくない」と思えば、

はっきり「もういりません。」「飲みません。」と断ることは失礼になりません。

何度もこのブログで書いていますが、

イタリアでは酔っぱらうことは日本人が考えるよりみっともないことです。

酔っぱらうまでお酒を飲まないようにしましょう。




「そっか。でも、なんで日本人はお酒に弱いと思うわけ?」と疑問は残ったものの…


それから、私がお酒に弱いと思ってる人たちとの食事のときも


2杯目のワインを断らずにいたら、


案の定「大丈夫?」「酔わない?」と聞かれたのですが、


気にせずに飲みました。




で、それから、日本での宴会を体験していたダンナが


「日本人はフェスタのときなんか


アルコールを浴びるように飲むよ。」


と“日本人もよく酒を飲む”ことを説明。



イタリア人はみんな信じられないといった様子でした。








そもそも、イタリア人が日本人は酒に弱いと勘違いしたのは、


日本を紹介したドキュメンタリー番組や、


日本のアニメなんかで、


酔っぱらった人たちが駅の床で寝てたり、


人に絡むほど、ネクタイを頭に巻いちゃうほど、


酔っぱらう日本人の姿を目にしていたからのようです。





そこで、ダンナ


「日本人は酒に弱いんじゃなくて、


僕たちよりかなり飲むから、


酔っぱらうまで飲むから、


あぁいう状態になるんだよ。」



と。



そんな説明…日本人としては複雑な心境でしたが、


それで“日本人は酒に弱い”という勘違いが解けたのは


まぁよかったかなぁ。






今でもそう勘違いしているイタリア人がたくさんいるかどうかは分かりませんが、


私がイタリアに来た11年前は、


私がワインを飲むと「大丈夫?」と聞いてくるイタリア人がけっこういました。


ま、当時は私も23歳だったし、日本人は実年齢より若く見えるから、よけい心配されたのかも?





最近、年のせいでしょうか、お酒は相変わらず好きなのに、


飲むと肌がかゆくなったりすることが…汗



飲めてもほどほどにしようと思う今日この頃です。







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