国際結婚で思うこと | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


イタリアに住んでいる私にとって、気になることといえば、やっぱり日本の家族のことです。




イタリアに住んでいようが、日本に住んでいようが、


仕事や家庭があるとなかなか両親の元に顔を見せにいってやれない


とはおもうのですが、


物理的な距離が目の前にあるのと、ないのとでは、


心配の度合いも少し変わるような気がします。








私は26歳で結婚しました。


まぁ、早からず、遅からず…といったところでしょうか?






なので、私が結婚して、イタリアに住むと決めた当初、


当たり前ですが、私の両親も若かったんです。






それから8年経ち、


まだまだ年齢的には若い私の両親ですが、


それでも、40代、50代のことろはあきらかに違うわけです。




これまでしなかった病気等もちらほら。





私は結婚するとき、


両親が年老いたときのことまで考えていたかというと…


実際はそんなに深く考えていなかったと思います。






なんとなくは考えていましたし、


いつか親も年をとるということは分かっていたつもりでした。




でも、きっと真剣には考えていませんでしたね。





去年、父が病気を患ったとき、それをイタリアで聞いたとき、


もう、本当に、本当に、本当に心配でした。




もし、日本にいて、次の日にでも、または翌週にでも、


「顔を見に行くわ。」って見にいけていたなら、


その心配も少しは和らいだのではないかと思います。




でも、直行便でも13時間かかるイタリアから


「来週、とりあえず顔を見に行くわ。」


とは、簡単にはいえません。




あのときのやるせなさ…。


親不孝をしているという申し訳なさは、絶対にずっと忘れません。






そして今回。


少し前から母が寝込んでしまいました。


おそらく疲れが溜まっていたんだと思うんですが…。




母の体調がよくないとビデオチャットをしていて知って、


「ご飯、どうしてるんだろう?父も母もちゃんと食べてるんだろうか?」


と、心配になりましたが、


「作って持ってくね。」


とも、残念ながら言ってあげられません。




これまた心配で、心配で…。





でも、翌日、またビデオチャットをしたところ、


兄と姪が実家に来てまして…



どうやら母の様子見と、ご飯を作ってもってきてくれたらしいのです。



メニューは兄の作った煮物に、姪(長女)の作ったカリカリポテトでした。












ありがたい!










心底そう思いましたね。




イタリアから「大丈夫ー?」と電話やチャットするくらいしかできない私ですから、


家庭と仕事のある兄に「お母さん、調子悪いみたいだからご飯持って行ってあげて!」とは


さすがに言いにくい…。




でも、そんなこと言うまでもなく、ちゃんと考えていてくれたんですよね。





それから数日間、毎日義姉がご飯を作って実家に持って行ってくれたようです。








本当にありがたい!










なんだか、ここ最近、兄弟のありがたさを身に染みて感じるというか…。



一人っ子じゃなくてよかった、


小さい頃の数々の恨みはあれど、兄がいてよかった、


と思います。








また、兄弟がいても、大人になってからもいい関係を築くというのは


そう簡単なことではないと思います。


だから、私の兄と義姉、姪たちには本当に感謝!




でも、それに甘えすぎることのないよう、私は私でできることをがんばりたいと思います。








国際結婚、いろいろ考えることがありますが、


夫と妻、お互いの両親のことも考えなければならない大切なことだと思います。




両親のためにも、そして、息子、娘である自分たちのためにも。





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