マンマのあげたい気持ち | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

土曜日の夜。



ダンナの実家に晩御飯を食べに行きました。



晩御飯の後、マンマに



マ 「シェコ、シェコ、ちょっと見せたい物があるから来なさい。」


と、リビングに呼ばれました。





数週間前、マンマがなんとなくタンスから出したベッドカバーを気に入った私。

そのときの話はこちら→




マンマ、今度は私にテーブルクロスを見せてくれると。


ベッドカバーのことで、クラシックなデザインの物でも、好きな物とそうじゃない物があるということを

理解してくれたマンマキラキラ



マ 「テーブルクロスもね、クラシックなの持ってるのよ。ほしい?見てみる?」


と言われてました。


これまでにもマンマには既にいくつかテーブルクロスとナプキンをもらいましたし、

ダンナのおばさんからも去年だったか2つプレゼントしてもらいましたし、

自分でも買い足したりして、6人用のテーブルクロスはけっこうあるのです。

普段用もお客様用も。


でも、12人用のテーブルクロスは2つしか持っていないので、

しかも、汚れてきていて、そろそろ新しい物を…と思っていたので、


私 「6人用はけっこうあるから、12人用なら欲しい。まず、見てみたい。」


と言っていた私。


いやー、姑にもけっこうハッキリ言えるようになったものです。

結婚7年経ったからか?

でも、はっきり言わないと…使わない物がどんどんどんどん増えていくばかりなのですよ。

新しい家に引っ越したばかりなので、それはできるだけ避けたい…。




そこで、マンマが12人用のテーブルクロスをタンスの奥深くから引っ張り出してきてくれたのでした。




でも、今回のは新品ではないよと。


ダンナの実家、むかーし、むかーし、ダンナが小さかったころは、

親戚、友達を呼んでよくフェスタをしてた家庭のようです。

そのころに使っていたそうです。



マ 「でも、そんなに頻繁に使っていなかったからきれいだし、

   今となっては大勢の人を招いてフェスタをすることもないし、

   きっとシェコたちの方が使う機会があるわ。


と。





そういって見せてくれたのは12枚のナプキンもちゃんと揃った白い麻のナプキンとテーブルクロス




クリーニングに出した後タンスにしまってあったらしく、クリーニングのビニール袋に包まれ、

タグがまだついたままでした。

だから、ホコリもかぶっていません。



ナプキンの角には小さなレース。






長いテーブルクロス。




開けると畳むのが面倒なので、畳んだままの写真で失礼。


テーブルクロスは角に広範囲のレース。

周囲と中央にもレースが施されています。




シンプルだけどキレイです。



マンマも言っていましたが、

そのまま一枚で使ってもきれいだし、

下にピンクや黄色など、無地のテーブルクロスを敷いて、

その上にこのテーブルクロスを敷くと、また印象が変わってきれいだよと。

(レースから下の生地の色が見えるから。)


私の持っているテーブルクロスは全てコットン素材で、麻は初めて。

麻の質感とか、さわり心地も好きですし、とても気に入りました。





イタリアでは昔から、娘が生まれると素敵なシーツやテーブルクロスを買って置いておき、

それを嫁入り道具として持たせたそうです。


マンマが結婚したときに家族や親戚、友達から贈られた物、マンマはまだ大事に持っています。

また、ダンナの妹が生まれたときに、親戚や知り合いの人からもらった物、マンマが買い足した物なんかもあるようです。

ダンナの妹が結婚するときにもちろんダンナの妹に全部見せたのですが、

ダンナの妹にも好みがありますから、

彼女が「いらない」と言った物で、私の好みの物はいくつかいただきましたよ。

シーツとか、テーブルクロスとか、バスタオルとか…

こういった物に義妹はあまり興味がないんです。私的にはラッキー☆

好みもダンナの妹とほとんどかぶらないから助かる。



この麻のテーブルクロスとナプキンもおそらく義妹は使わないし、

好みではないだろうとふんで、私に見せてくれたようです。

マンマ、最初は私も好きじゃないだろうと思っていたようですが…。



もちろん、マンマが「あげるわ!」と言ってくれたものが全て私の好みというわけではありません。

これまでに「どうして断ればいいんだ・・・汗」と思うものもたくさんありました。笑

でも、中には古くても「素敵!」と思う物がたくさんあります。


特に、こうしたレースとか、刺繍とかが施された物、

マンマはいい物を持っています。


やっぱりマンマの世代は、こういった物を大切にしてきた時代の人たちなんですね。


いやはや、「使い捨て文化」をまた少し恥ずかしく思いました。

それに関する記事はこちら→



このテーブルクロスも、大切にしたいと思います。


ダンナのマンマ…というか、たぶん世界中のマンマに共通していることだと思うのですが、

よく、いろいろプレゼントしようとしてくれます。


私の場合、ありがたいのが、それが自分の本当の日本の母だけではなく、

ダンナの母、つまり姑もそうだということ。


その気持ち、本当にありがたいです。



マンマ、いつも嫁に親切にしてくれてありがとー!






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