オリーブオイル | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

先日、イタリア人のおじさんとダンナと私とで話していると、

オリーブオイルの話になりました。


もうすぐしたら、今年実ったオリーブの実でできる新オリーブオイルが出回る季節ですしね。




するとダンナが、


ダ 「日本で売られてるオリーブオイルは透明で黄色なんですよウキャー!



お 「マジで!?ウキャー!



私 「・・・。」








日本にお住まいの皆さん、

絞りたてのエキストラ・バージンオイルって何色かご存じですか?


実はこんな色。




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そう、濁った濃い緑色なんです。



写真は2009年11月に撮ったものです。

なので、2009年秋に収穫されたオリーブの実から絞られたオイルです。


私たちは毎年、キャンティー地区にオリーブ畑を持っているダンナのパドリーノ(洗礼式の代父)から新オリーブオイルをいただきます。



新オリーブオイルは濁った濃い緑色で、

薫り高く、

酸味が強いのでピリッとした辛さを感じます。



イタリア人たちが声をそろえて言うのが、

新オリーブオイルは料理に使うな(加熱するな)ということです。



日本人にしたら、加熱しないでどうやって油を使うのか?と思いますよね?



イタリアでは質のいいオリーブオイルは、

ドレッシングとしてサラダの味付けに使ったり(塩コショウをプラスしますけどね)、

お肉やお魚料理の上に少しかけたります。



オイルを直接料理にかける!?


と思うかもしれませんが、品質のいいオリーブオイルはそういった使い方をして大丈夫なんです。


たとえば、サラダ油をスプーン一杯口に含めと言われても無理ですが、

品質のいいオリーブオイルはそれができます。


なんなんでしょうね、この違い。同じオイルなのに。



なので、イタリア人はどんなオイルでも直接お料理にかけるわけではありませんよ。

サラダ油を料理に直接かけることはありません。





また、どのオリーブオイルでもいいわけではなく、

火を通さず口に入れるオリーブオイルは新鮮で、質のいい物がベストです。


古かったり、まぁまぁといったレベルのオリーブオイルは料理に使うことが多いです。(加熱します)





新オリーブオイルのこの濃い緑色も

時間が経てば、

次の年の新オリーブオイルが出回る頃になれば、

だんだん黄色く、透明になっていき、

香りも、独特の味も薄くなっていきます。


私たちはそうしたオリーブオイルを料理に使うようにしています。







日本では、新オリーブオイルを見かけることってあまりありませんよね?

秋だろうが、スーパーに普通に売っているのは、だいたい透明で黄色いオリーブオイル。

私がとあるワイナリーの方に聞いたところによりますと、

日本で新オリーブオイルがあまり出回っていないのには理由があるそうです。


理由その1

日本人はオイルを直接料理にかけて食べる習慣がないため、

新オリーブオイルの美味しさを味わえる食べ方を知らない。


理由その2

新オリーブオイルの酸味と強い香りが日本人の好みではない。


だそうです。





オリーブオイル、日本で買うと高いですが、

いいオリーブオイルはサラダのドレッシングにも使えます。

イタリアのように日本では頻繁に使う調味料ではないですし、

少し奮発していいオリーブオイルを買ってみるというのもいいかもしれませんね。

味の違いが分かると思います。








で、


オリーブオイルと言えば…


最近見た動画で、

イタリア通?イタリア料理通?の日本人俳優さんが

あらゆる料理にやたらオリーブオイルをかけていたんですが…


絶対にかけすぎ!

しかも、どんな料理にでも

かければ美味しくなるというものでは

ないと思うのですが…。



オリーブオイルをかけると美味しくなる料理と、

そうでない料理があると思うんですけどね…。


あんなにどんな料理でもオリーブオイルをかけるイタリア人を私はみたことないです。





今年も新オリーブオイルが楽しみです。

トスカーナのオリーブオイルは美味しいですよ♪



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