家族旅行~HIROSHIMA 1~ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

今回の帰国では、両親と私たち夫婦とで1泊2日旅行をしました車


目的地は広島


ダンナがね、広島の原爆ドームを見たいとずっと言っていたんです。


今年はその念願が叶いましたキラキラ


が…


毎回、一筋縄ではいかない私たちの日本バカンス。


今回もありましたよ。ハプニングが…。



父の運転で京都府から広島へと向かった私たち。


「さぁ、もうすぐ広島だ!」


と、高速を走っていると…


ガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!


と変な音がしだし、いやな振動を感じる…


父が急いで指示器を出し、高速の路肩に停車。


なんと…前輪のタイヤが1つ破けてるじゃないですか!?叫び


長距離を走るからと、前日に母が車をチェックに出したのに…。


そんなことを言っても始まらないので、母が保険会社に即電話携帯


修理屋さん(?)を呼んでもらったんですけど…


待ってる間…怖いーーーーガーン



生まれて初めて高速道路で停止しちゃったんですけど…怖いのなんのってあせる


後ろから来る車にぶつかられたりしないか、冷や冷やしてました汗



そうこうしてると、10分ほどで修理してくれるオジチャン到着DASH!


タイヤをスペアの物にかえてくれました。

後は、次のICで高速降りて、スタンドでタイヤ交換するようにと。


で、そのオジチャンが私のダンナを見て目


オ 「どこから来たの?」


私 「京都府から来たんですけど…私たちはイタリアに住んでるんです。主人はイタリア人なんです。」


オ 「おぉー、それは遠いところから!今から広島行くの?」


私 「はい。広島の原爆ドームを見たいと、ダンナがずっと言っていたので。

   イタリアでは広島に関心を持った人が多いんです。6日の式典もニュースで放送されてまし

   たよ。」


オ 「そーかい、そーかい。それは嬉しいなぁ。それじゃぁな、今度は8月15日においで。

   僕の家はここからすぐだから、寄ってくれたらスパゲッティー作ってあげるから!」


私・ダ 「ありがとうございます・笑」


オ 「それじゃ、気をつけてな。しっかり広島、見てきておくれ。」


とってもいいオジチャンでしたキラキラ




広島市を前にして、タイヤ交換のために途中のICで降り、スタンドを探し始めた私たち。


見つかって、タイヤ交換をしてもらいました。


待ってる間、スタンドのおねぇさんと話していたところ…


お 「まぁ、イタリアから!?」


私 「はい。」


お 「最近は、日本人よりむしろ外国人のほうが、広島に関心を持ってるみたいですね。」


私 「そうですね。イタリア人で、日本に行ったら広島を訪れたいという人は多いですよ。」


お 「そうですかぁ。実は、私の祖父も…広島で被爆したんです。だから、私にとってはホント他人事じ

   ゃないんですよね。資料館、行かれたことあります?」


私 「いいえ。私も今回、初めて行くんです。」


お 「館内に、焼けた三輪車があるんです。小さな子どもが両親にプレゼントされた三輪車で、子ども

   は喜んで外で三輪車に乗っていたところ、原爆が投下されたんです。その後、子どものお墓の

   中に三輪車も埋葬されたんですが、ご両親が原爆の悲惨さを伝えるために、資料館に寄贈され

   たんです。」


私 「…」(←鳥肌が立つ)


お 「しっかり、見てきてくださいね。」


私 「はい。」




幼い頃、広島県をちょっとだけ通ったことがあるだけで、私も広島のことなんて何も知らなかったんです。


それが、こうやって広島に行ってみて、広島の人と話してみると、原爆投下は教科書やドキュメンタリーや映画の中のことではないのだと…知ってはいたけれど、改めて実感しました。

日本人である私よりも、イタリア人であるダンナの方がHIROSHIMAに強く関心を持っていたことが恥ずかしくなりました。



タイヤが破れるハプニングは最悪だったけど…

こうやって広島の人のお話が少し聞けたのは、とても貴重なことだと思いました。


タイヤ交換してくれたオジチャンも、スタンドのおねえさんも、とっても親切でしたキラキラ





さて、さて、ハプニングが発生したため、日本三景宮島とお昼の広島焼きがなくなってしまったのですがしょぼん

第一の目的、原爆ドームと広島平和記念資料館を訪れることは、どうしても外せないので、

タイヤ交換の後、すぐに原爆ドームを目指しました!


その模様はまた次回…




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