今回の帰国では、両親と私たち夫婦とで1泊2日旅行をしました
目的地は広島。
ダンナがね、広島の原爆ドームを見たいとずっと言っていたんです。
今年はその念願が叶いました
が…
毎回、一筋縄ではいかない私たちの日本バカンス。
今回もありましたよ。ハプニングが…。
父の運転で京都府から広島へと向かった私たち。
「さぁ、もうすぐ広島だ!」
と、高速を走っていると…
ガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!
と変な音がしだし、いやな振動を感じる…
父が急いで指示器を出し、高速の路肩に停車。
なんと…前輪のタイヤが1つ破けてるじゃないですか!?
長距離を走るからと、前日に母が車をチェックに出したのに…。
そんなことを言っても始まらないので、母が保険会社に即電話
修理屋さん(?)を呼んでもらったんですけど…
待ってる間…怖いーーーー
生まれて初めて高速道路で停止しちゃったんですけど…怖いのなんのって
後ろから来る車にぶつかられたりしないか、冷や冷やしてました
そうこうしてると、10分ほどで修理してくれるオジチャン到着
タイヤをスペアの物にかえてくれました。
後は、次のICで高速降りて、スタンドでタイヤ交換するようにと。
で、そのオジチャンが私のダンナを見て
オ 「どこから来たの?」
私 「京都府から来たんですけど…私たちはイタリアに住んでるんです。主人はイタリア人なんです。」
オ 「おぉー、それは遠いところから!今から広島行くの?」
私 「はい。広島の原爆ドームを見たいと、ダンナがずっと言っていたので。
イタリアでは広島に関心を持った人が多いんです。6日の式典もニュースで放送されてまし
たよ。」
オ 「そーかい、そーかい。それは嬉しいなぁ。それじゃぁな、今度は8月15日においで。
僕の家はここからすぐだから、寄ってくれたらスパゲッティー作ってあげるから!」
私・ダ 「ありがとうございます・笑」
オ 「それじゃ、気をつけてな。しっかり広島、見てきておくれ。」
とってもいいオジチャンでした
広島市を前にして、タイヤ交換のために途中のICで降り、スタンドを探し始めた私たち。
見つかって、タイヤ交換をしてもらいました。
待ってる間、スタンドのおねぇさんと話していたところ…
お 「まぁ、イタリアから!?」
私 「はい。」
お 「最近は、日本人よりむしろ外国人のほうが、広島に関心を持ってるみたいですね。」
私 「そうですね。イタリア人で、日本に行ったら広島を訪れたいという人は多いですよ。」
お 「そうですかぁ。実は、私の祖父も…広島で被爆したんです。だから、私にとってはホント他人事じ
ゃないんですよね。資料館、行かれたことあります?」
私 「いいえ。私も今回、初めて行くんです。」
お 「館内に、焼けた三輪車があるんです。小さな子どもが両親にプレゼントされた三輪車で、子ども
は喜んで外で三輪車に乗っていたところ、原爆が投下されたんです。その後、子どものお墓の
中に三輪車も埋葬されたんですが、ご両親が原爆の悲惨さを伝えるために、資料館に寄贈され
たんです。」
私 「…」(←鳥肌が立つ)
お 「しっかり、見てきてくださいね。」
私 「はい。」
幼い頃、広島県をちょっとだけ通ったことがあるだけで、私も広島のことなんて何も知らなかったんです。
それが、こうやって広島に行ってみて、広島の人と話してみると、原爆投下は教科書やドキュメンタリーや映画の中のことではないのだと…知ってはいたけれど、改めて実感しました。
日本人である私よりも、イタリア人であるダンナの方がHIROSHIMAに強く関心を持っていたことが恥ずかしくなりました。
タイヤが破れるハプニングは最悪だったけど…
こうやって広島の人のお話が少し聞けたのは、とても貴重なことだと思いました。
タイヤ交換してくれたオジチャンも、スタンドのおねえさんも、とっても親切でした
さて、さて、ハプニングが発生したため、日本三景宮島とお昼の広島焼きがなくなってしまったのですが
第一の目的、原爆ドームと広島平和記念資料館を訪れることは、どうしても外せないので、
タイヤ交換の後、すぐに原爆ドームを目指しました!
その模様はまた次回…