2022


4月に新体連全国大会一般団体本戦があった。

昨年の東京予選で通過を果たしたからだ。

(このブログの古参読者からすれば、まさかコイツが全国に出るなんて夢にも思わないだろう。)



山形に前日入りし、そのまま会場の前日練習をしている最中にぎっくり腰で1時間ほどその場から動けなくなり近くの整骨院にお世話になった。

第一シードグループということもあって、トーナメントに上がれなかったけどこれまでの卓球人生で夢のような時間を過ごした。

一緒に出てくれたチームメイトには感謝しかない。



そして、行則選手に付き添ってもらい接骨院まで歩いた国道とその時見上げた空を忘れることは無いだろう。


5月は都民大会があり、西東京市の一般代表として出場したがヘルニアの痛みが酷く全敗した。

ヘルニアじゃなくてもたぶん全敗だったけど。


6月の川崎団体、戸田市個人戦も思うように動けず。


8月にコロナに罹患し2週間寝込み、9月は肋骨を骨折し、年末の今日まで練習も試合も自分のしたいプレーが出来ずひたすらもどかしい時間を過ごした。


その過程で、どのようなケアが必要なのか、動きが悪いなかでどのような練習をするべきか、といったその時点で自分が出来ることは何か、を意識する1年でもあった。


おそらくこれは不変的なもので今後も継続することではあるが、今までは0を1に、1を2にする考えだったことに対し、今年はマイナスを0にするという視点も大きかった。


2023年は36歳の学年になり40代になっても卓球を続けると見据えるとすれば、身体のコンディションが試合に影響する割合は今以上に大きくなるので、今のうちに怪我しにくい身体作りとケアにより一層注意しなければならない。


あと、怪我によってプレースタイルも変わるので用具も試行錯誤した。


山形の全国本戦は

R:ワルドナーセンゾーカーボン

F:ディグニクス09Cトクアツ

B;エボリューションMX-Dトクアツ


だったが、抗菌ボールになったこともあり、その後はラケットを硬くする方向にもっていくことにした。


RW968

F:ディグニクス09Cトクアツ

B:ディグニクス05アツ


しばらくこれで戦うのだが、コロナ後は体力が落ち全く振れず一時期はワルドナーに戻すこともあった。


次はこれ。

RW968

F:オメガ7チャイナ光

B:ディグニクス05アツ

練習ではよかったが、西東京市市民大会で3位になったものの相手選手からフォアドライブが取りやすいと言われ変更を考えた。


これまでの試合動画を眺めていくうちに、試合形式ではフォアドライブが以前より打ててないことと、フォアの飛びつきが浅く強打にしては弱いということが分かり、動けない身体でも弱い力で飛んでくれる05系を試そうと思考。


R:クリッパーCC

F:テナジー05ハードトクアツ

B:ディグニクス05アツ


ラケットの感覚と05系の飛びだしはやはり正解だった。

09Cより球威は軽いものの、カウンターや軽打、飛びつきは軽快に飛んでくれてスピードも出るので試合の組み立てが非常に楽になった。

ただ、長年フォアに09Cを使っていたことで下回転打ちがテナジーのシートだと感覚が合わず、ディグニクス05を試そうと思考。


R:クリッパーCC

F:ディグニクス05トクアツ

B:ディグニクス05アツ


05ハードからディグ05への変更は正解だった。

05の感覚のまま下回転打ちも軽快に打てるので、身体への負担が少なく球も走る。


ここで思うのはラケットはW968かクリッパーCCどちらが良いのか、である。


クリッパーCCにした理由はグリップの太さである。


W968も元々は太かったのだが、ワルドナー時代にかなりグリップを細くしていたのもありそれに合わせて細く削ったのだが、それが失敗だった。


ワルドナーはグリップを削ってもブレード面積が小さいお陰で総重量が170g台で収まっているので細いグリップでも握り切れるが、同じことを総重量が180後半~190g台のW968でやると重量に対して細くて握り切れない現象に陥った。

これによりフォアとバックの切り替えしでズレが生じたり、バックハンドでのカド率が上がった。


故にクリッパーCCでどうじゃろとなったわけじゃが、クリッパーCCのデメリットである板厚7mm問題はどうにもならないので、台上の感覚が鈍るのは必然だった。


となると、W968の通常グリップに戻したいという感情が涌き出てくる。


しかしW968を今買おうとすると中古でも7万円以上する。

(ちなみに筆者のW968は購入当時中古で2万3千円だった。)


7万超えは高ぇよってなわけで、以前買って使っていなかったキョウヒョウ龍XのグリップがW968とほぼ同じだからこいつを移植すればイケるJAN


という理論で、年末にW968を煮込みグリップを外すという暴挙にでた。


ちなみにこのW968は国内流通でもトップのアタリ個体で、今まで現役のTリーガーや実業団選手に打ってもらったことがあるが、打つ前は「いやいやどうせニセモノでしょ、ニッタクの契約選手ですら本物のW968はなかなか手に入らないんだよ。」というのだが、打った直後は絶賛しコレは本物だと告げるのが常だった。


そんなアタリのW968を僕は茹でた。

それ以外の方法を持ち合わせていなかったからだ。


グリップが戻ったとしても茹でたことで悪影響がでるかもしれないし、グリップの貼り付け自体も難しい。


そして一度茹でてしまったラケットが戻すことも出来ない。


ある種の博打かもしれないけど、迷いは無かった。

グリップがグラグラするW968など僕にはなんの意味も成さないし、万が一失敗したらその経験を経た自分がその後どう考えてどう行動するのかにも興味があったからだ。


だから茹でた。




そして、キョウヒョウ龍5Xのグリップを移植した。




2022年は打ち納めしてしまったので、2023年から試打してみようと思う。


来年も沼からスタートするけど、東京選手権本戦と新体連全国予選に向けてヘルニアと坐骨神経痛をどうにかしつつ頑張ろうと思う。


あと思い付きで始めたYOUTUBEのインデペちゃんねる。







やはり自分が撮りたい映像と視聴者が観たい映像には大きな乖離があることが分かった。

卓人に寄せたものはある程度再生されるが、そうでないものは全く回らなかった。


今まで書いてきたブログもいくつかは映像化したいと考えているが、きっと誰も興味ないだろう。


ただ、今までブログを書いてきた身としては映像作品への興味は非常に大きい。

いつか大作と呼ばれる作品が出来るまでこちらもチャレンジしていきたい。


思えばこのブログも名前を変えながら続けて来て、オープン大会初戦負けレベルから全国出場まで成長することができた。

2022年はある意味でその集大成でもあったのかもしれない。



この記事が上がる頃にはもう2023年になっていることだろう。

だから今のうちに伝えておきたい。


これまでと、2022年に出逢った全ての人と出来事へ

ありがとう。