二輪車交通安全フェアに参加してきました。

 

これは、京都府安全運転協会が企画する講習会です。

いつも参加していた京都府警二輪車安全運転実技講習会がこのイベントへ移行しています。

 

あまり無いバイクをしっかり練習できる機会なので、喜んで参加させてもらっているのですが、今回は初めてCRF250Lで参加しました。CRF250Rの時はキックで始動出来ない場合があったり、マフラーが爆音だったりとかなり肩身が狭くなると感じて参加を見送っていましたが、今回は全く問題がありません。

 

 

毎回少しづつ内容が違うのですが、前回あったバイク屋(レオタニモト)による車両診断は無く、今回は一日みっちり走る事が出来ました。

その他にも交差点VR体験や電動キックボードの体験などもあり、充実したイベントとなっていました。

 

肝心の講習内容ですが、少しCRFと仲良くなれた気がします。

 

ブレーキングは長いストロークのサスの動きに慣れてきて、急ブレーキをかけた時の車体のピッチングに対応できるようになってきました。しかし、リア荷重やシートの後ろ側に座ったり等いろいろ試しましたが、VRFやブラックバードに比べるとリアが浮き上がりやすい傾向は顕著に表れます。また、フロントタイヤもややブロックタイヤ気味なので、絶対的なグリップ力はかなり低いと感じます。車体がオンロードバイクに比べて軽い事は有利ですが、やはり緊急時のブレーキングはあまり期待できないので、街中ではスピードを抑えた方が良さそうです。

 

直線パイロンでは車体が軽いこともあって切り返しがとても楽です。

ホイールベースが長い分パイロンに当たらないようにリアタイヤの動きに気を使いますが、そのデメリットを感じさせないくらい走りやすいです。

 

最も手こずったのがオフセットスラローム。

パイロン手前まで減速をしますが、ホイールベースが長い事とタイヤのグリップ力が心もとない事で、全体的に大回りになってしまいます。

何とか小旋回をしようと思いバンク角を増やすと、とたんにフロントタイヤが滑りだします。また、フロントタイヤが大きいせいか少しでも旋回中にライダーが入力をしてしまうとバランスを崩します。バランスが崩れた時のリカバリーは逆に楽なのですが、今までオンロードバイクで練習してきた乗り方だと限界を感じてしまいました。

スタッフの方にアドバイスをもらったのですが、車体が軽いメリットを生かしてもっと早くバイクを倒し込んだら良いとの事。確かに減速後の1次旋回はオンロードバイクと同じくステップワークでしていたので、もっとハンドルを使って強い入力をしても良さそうです。そのアドバイスは講習終了後にもらったので、走行で試す事は出来ませんでしたが、オフ車にはオフ車の乗り方がありそうですね。

 

沢山課題が見つかった一日でした。