『チア』を知った、というか
『チア』をより知りたいとか
『チア』に興味を持ったのは
今からもう6年以上も前

吹く風以上に球場の雰囲気がさみしかった

2010年の夏の終わり

球場に一緒に来ていた先輩に
ふと『diana』って知ってる?って言われて
なんとく見たことはあるけど

それ以来、どんなに劣勢でもって
どんなにスタンドがガラガラでも
チームのためにって、とびきりの笑顔で
球場を盛り上げくれる
その『diana』の、『チア』の、
姿に心を奪われ

そんなきっかけがなければ
たぶん、
観に行くことはなかったんじゃないかって


ストーリーは2009年、
福井県にある高校のふつうの
『女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』なんだけど
それは並大抵のことじゃなくて…
自分が高校生だったころは
深く考えたことなかったけど
高校生活はたった3年間しかないし

『本気になって、傷つくのがこわくて、自分の気持ちをずっとごまかしている』メンバー
『本当は素敵な笑顔を持っているのに、ひとりでいることになれてしまって、笑顔を忘れてしまった』メンバー
『見た目とは裏腹のキリキレダンスを見せるけど、内気な性格で人前が苦手。さらに夜にはバイトをしている苦労人』メンバー
『アイドルヲタクでお調子者な目立ちたがり屋で調和を乱してしまう』メンバー
そして、ダンスの実力も個性も
バラバラなメンバーをまとめる
才色兼備でまじめな部長自身も
『努力したもだめなことってあると思う。でも、努力しつづけるしかない』って立場や
センターのポジションに悩んでいたり

『地獄に墜ちなさい

一見、スパルタだけが目に付くけど

本当は『教師が言ったことが理解されるには何年もかかる』っていつも悩んでいる熱い熱い

目標や夢を持つことの大切を伝えながら
チームがひとつの目標に向かって
『明るく、素直に、美しく!』を合い言葉に
いろんな課題・問題を
乗り越えて、絆を深めて行って、
ついに

全米を制覇しちゃうんだけど
その全米大会の決勝を迎える直前に
今までセンターを務めていた部長を
『何かを成し遂げるには、何かを犠牲にしないといけないときもある』
って、チームのために
センターを外す決断をした先生に
詰め寄った別のメンバーに
伝えた言葉が印象に残っていて

『すべてをかけてやりつづけ、頂点にたったものにしか見えない風景がある。それを見てきなさい。』
真面目だとか、一生懸命やることが
かっこわるいみたいな空気を
なんだか感じてる今、心に届いた


少し思い出したりしていたけど
やっぱり?!
ここ2年のdianaがもったいないと
思ったのと同時に
いろんな経歴を持った
みんなが集まったこの2年間
どんな思いで活動していたのかなって

…でも、いつもどんなときも
明るく素敵な笑顔はそこにあったから
『チア』の思い、それはずっと
受け継がれていると感じていたから、

そのチャンスがある今、
頂点にたったものにしか見えない風景を
一緒に見ることができたらなって

diana2017のみなさん


