『銀河鉄道999』(劇場版)
- 本じゃないけど、まあ。
私が『銀河鉄道999』が好きだということはこのブログで何度かお話してきましたが、まあそうなんです。ですが、私にとっての「999」はあくまでも原作のマンガで。テレビ版も、それほど強く記憶にないし、最初や最後は全然覚えてないです(最初はこないだケーブルTVで見た )。
そんなわけで、実は映画版の「999」は、今まで見たことがなかったのです。あ、98年の「エターナル編」は劇場で見ました。…感想?「なんだかなあ」です。(^^;;
それを、先日、観たんですね。なんで今更観る気になったかというと、ちょっと前に、たまたまレンタルCD屋で、久々にゴダイゴのCDを借りたんですね(結構好き*^^*。詳しくないけど)。で、あらためて、「999」の主題歌はいいなあ、と思いまして(『西遊記』も好きなんですが。結構海外でも流行ってるんですよね、いま)。それで気になっているところへ、たまたまアニメDVDを100円で借りられる日に遭遇してしまい、映画版が1枚残っていたもので、イキオイで借りた、と。
で。
…あ~、そーゆーことだったのか~っ!!! と叫びたいことが何度か。
どーゆーことかというと、いままで999の話を友人などとしていても、どうも話が噛み合わないことがあったんですよね(皆さんマニアではありません)。で、その原因がわかったと。どうも、映画版の設定の方が、世間では流通しているらしい。なんで999でトチローの話が?とか、え?エメラルダス?え?メーテルの****?なんだそりゃ?とか、とか、とか…。
それと、マンガの方も、「エターナル編」の設定が、どうも微妙に劇場版を受け継いでいるらしいということもわかって。
でさっき wikipedia を見てみたら、うん、そうだったのか、と。
なんか色々な疑問が氷解しちゃったなあ。
でもですね。私としては、やはり「999」はマンガなのですよ。劇場版は、どうも底が浅く感じられてしまう。まあそりゃあれだけの長編を2時間に詰めこみ、さらに見せ場をいくつも作るのだから、仕方ないといえば仕方ないのですが。だけど、原作では最後の最後まで機械の体をもらうかどうか悩む鉄郎が、映画ではあっけなく結論出しちゃうし…マンガで出てくる最後の一つ手前の星、「最後の晩餐」の話良かったのになあ。機械伯爵が機械化人の英雄ってのもなあ…。
「まあ」だらけですが、まあそんな気持ちで観てました。
でも、ラストシーンは良いですね。あそこでゴダイゴの曲がかかるのはもう最高です。だいぶ前、たまたま見てたテレビで、松本零士が語っていたんですが、彼としては、最後は荘厳なクラシックの曲がかかるのをイメージしてたそうです(クラシック好きなので)。ところが、蓋を開けてみればゴダイゴの曲。最初はだいぶ抵抗があったそうなのですが、いざ完成版を見てみたら、ああ、こういうのもいいもんだなあ、と思ったとか(もう随分昔見た番組なので、うろ覚えですが)。あそこは観ててゾクゾクしますね。
そうそう、アニメつながりでもう一つ。
ひと月ほど前になりますか、あの『ヤッターマン』も観に行きました。それなりに楽しめたのですが、一番の感想は、「小原乃梨子ってスゲエなあ」でした(本人もちょっと出演してましたね)。(^^;;
最初は「深田恭子もイマイチだなあ、フニャフニャしたしゃべり方で」と思ってたんですが、そのうち、うーん、いまの若い女優でそれができるのはいないかもしれない、と思い、最後に、ああ、小原乃梨子が凄かったんだな、と。いやまあドロンジョについては若い人がやらなくても良かったんじゃないかとも思うのですが。年齢層外せばもっと適役の人がいるんじゃないかと思ったり。
あ、小原乃梨子は声優です。ドロンジョでのび太でコナンでペーターでひろしの母ちゃんです。(^^)
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