『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)(追記あり) | ほたるいかの書きつけ
2008-09-15 01:55:23

『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)(追記あり)

テーマ:水からの伝言
(9/30追記:件の校長先生に問題が伝わったようです。こちらのエントリ をどうぞ。)

 というわけで、遅くなりましたが、前回のエントリで書いたように、江本が講演したという記事について紹介します。

 本エントリの表題は、そのままこの記事の表題である。2ページ見開きの記事で、「OFFICE MASARU EMOTO」の甲斐富紀子氏によるレポート、という体裁になっている。
 本記事は次のような文章で始まる。
今年3月初め「EMOTO PEACE PROJECT」の事務局であるOFFICE MASARU EMOTOに、1本の電話がありました。
電話の主は、埼玉県所沢市にある小学校の校長先生からで、その内容とは、
「7月に予定されている関東地区女性校長会の総会に『水からの伝言』の著者である江本勝氏の講演をお願いできないでしょうか」というものでした。(以下略)
 なお、記事に掲載されている写真には、「平成20年度 関東地区公立小・中学校女性校長会総会・研修会」とある。
 というわけで、この記事によれば、おそらくは今回の研修会のアレンジに関わった校長からアプローチがあったのだろうと思われる。
 続く文章によれば、この研修会は以下のようであったらしい。
 講演は、7月4日、関東地区の女性校長約120名のご参加のなか、埼玉県南浦和にあるさいたま市文化センターで開催されました。
とのことだ。

 以下、甲斐氏によるレポートになるが、短い文章である(1ページの半分)し、彼らが伝えたいことが端的に要約されていると思われるので、全文引用する。
  私たちの「いのち」の源が
  水であること。
  「いのち」のもとである水
  水を大切にすること
  それは、私たちの「いのち」を
  大切にするということ

というメッセージを発信。そして水と振動の関係、水にさまざまな言葉や文字、絵を見せたり、音楽や朗読を聴かせた水の美しい結晶が紹介されました。
 とくに印象に残ったのは、
「『水は言葉の鏡』であり、私たちの言葉や心を、まるで鏡のように映し出してくれている」ということでしょう。

 また、水だけではなく、ご飯に「ありがとう」と「ばかやろう」の言葉をかけ実験を続けてくださった山形県の小学校教諭、K先生(引用者注:原文では実名)のご紹介。さらに、小学校5年生の女の子の実験も紹介されました。
 この女の子は、自分の行った実験によって得た結果について、素直に次のように表現しています。
 「実験を終えて『言葉の力ってすごいんだな。言霊って本当にあるんだな』って、しみじみ感じています。
 言葉は心の表れです。どんな心で生きているかが水を変え、水の変化がミカン、イチゴ、ヒヤシンス、朝顔、貝割れ大根の体を変えていったのだと思います。
 良い心から良い言葉が生まれ、言葉が水を変え、世界を良い方向に変えることができるなら、私も、私にできることから、私なりの方法で世界をきれいにしていきたい。
 お父さん、お母さん、弟たち、友だち、そして私の出会うすべての人に心のこもった『ありがとう・大好き』をたくさん言ってあげたい。
 悪い言葉は、もう決して使わない。」

 また、最近の実験から、韓国の大学病院産婦人科との共同研究として、妊婦さんの羊水に音楽や言葉を見せた結晶も紹介されました(46ページに関連記事)。(引用者注:同じ号に、羊水をホメオパシーにならって5万倍に薄めた水の結晶が紹介されている。下参照)

 そして、最後に、現在展開しております「EMOTO PEACE PROJECT」の説明が行われ、子どもたちに絵本を配布したいという小学校には、無料でご提供させていただくと申しあげました。
 すると、後日、各小学校より続々と注文があり、すでに約7000冊の絵本が関東圏内の子どもたちの手元に届けられました。

 オープンな心で、愛情と熱意をもって教育にあたっておられる、たくさんの女性の校長先生方を前に、明るい希望が感じられた、そんな一日でした。

 ありがとうございました。
なお太字は原文のままである。
 ツッコまなければならない部分は沢山あるのでどこから手をつけたものやら、という感じである。

 まず羊水の問題であるが、これは本号の別記事の一部として述べられている。この記事自体、かなりキているので(キていない記事があるのか、という問題は別にして)、後日別エントリを立てたいと思う。ただ、羊水の部分はその記事のうちのごく一部分であるので、ここで紹介しておく。
 先生が用意した妊婦さんの羊水をホメオパシー溶液の倍率である5万倍に薄めた水の結晶を撮影しました。
 羊水の結晶です(写真1)。この羊水に韓国語で「堕胎」という言葉を見せて撮影すると(写真2)、何か文字のようなものが現れました。
 羊水に子どもの写真を見せたら、とってもいい結晶になりました(写真3)。
その他、ブラームスの子守唄やダフトパンク(なぜダフトパンク?^^;;)を聴かせた場合の結晶が紹介されている。
 相変わらずの安易な実験デザインと解釈であるが、特に羊水を使うということには怒りを禁じえない。「何か文字のようなもの」と言っているが、子どもの写真を見せたらとってもいい結晶になったということと対比させていることからして、「堕胎」は悪である、と暗に言っているといっても差支えないであろう。文脈から切断された単語に善悪を付与するという安易な発想がここでも如何なく発揮されてしまっている。
 ついでに指摘すると、ホメオパシーでは単に5万倍希釈をするだけではなくて、さきに薄めた3Cなどのレメディを、さらに5万倍希釈する(LMやQ)と聞いたのだが、違うのだろうか?また5万倍希釈も何度も繰り返すのだと思うのだが。wikipedia 英語版の Homeopathy の項目にも、20Qは大体47Cに相当(Cは100倍希釈、47Cは100倍希釈を47回繰り返す)と書いてあるし、20回ぐらいは5万倍希釈を繰り返すのでは?

 次に言葉の意味の問題であるが、詳細はあちこちで論じられているのでおいておくとして、将来(というか今も)、この女の子は文学を読めなくなってしまうのでは?「水伝」は一種の言葉狩りをやっているわけなので、そうなると悪とされた単語を使用する小説などは読めなくなってしまい、豊かな心を育むという点でも大問題であると思うのだが。

 そして、江本の絵本がなんと7000冊も発注されてしまった。しかも小学校から。いったいどういうことだ。暗澹たる気分になる。

 会場には120名もの校長が集まっていたのだから、疑問を持つ人はいたとおもうのだが、どうだったのだろうか。疑問を持つような人は、演者・演題を見ただけで、参加を見合わせたのだろうか。いずれにしても、教育界の自浄作用が発揮されることを強く望む。ほっておけば、教育への政治的な介入に口実を作ってしまうことになりかねない。このままなあなあで済ましてしまってはいけないと思う。

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