フェルメールは1632年にハーグ近郊の街、デルフトで生まれ、43年の生涯の間、離れませんでした。


ハーグ市内を走る路面電車(トラム)に乗り、揺られること30分弱でデルフトに到着しました。下車すると早速風車を見ることができます。


尖塔がキラリ、旧教会です。こちらは本日最後に訪問予定です。

 

街中を進みます。

レトロな建物が運河沿いに建ち並び、石畳の道がとても落ち着いた雰囲気です。若葉の芽生える前でしたが、朝の静かな空気が気持ちよいですクローバー

こちらは新教会です。広場にはほとんど人がおらず、太陽だけが燦々と広場を照らしていました晴れ

広場からすぐ近くのフェルメールセンターに入場します。

 

かつての画家ギルドがあったこの場所で彼の作品のおさらいをすることに。
まずは地下一階でフェルメール全作品の解説を見ていきます。

今回の旅では最終的にフランスで2作品、オランダで6作品、ドイツで1作品を見ることが出来ましたグッド!

 

こんな感じで実物大の作品とその解説が年代順に展示されています。中央の作品はデルフトの建物をモデルにした「小路」です。


地理学者」などで描かれている地球儀の実物が展示されていました。絵に描かれている学者はレーウェンフックがモデルと言われています。

 

数日前にルーブルで見た「レースを編む女」です。


フロアを上がるとフェルメールの用いた顔料などマニアックな解説が続きます。こちらは顔料の各種ですカラーパレット

右から2番目の青色が「フェルメールブルー」として有名なラピスラズリです宝石ブルー
左の箱の右側に原石が少し見えます。



原石のアップです。アフガニスタンからの輸入品でとても高価だったそうですお札

大勢の家族を抱え、借金返済に困って絵を売っていた話は有名ですが叫び、創作費用は気にしていなかったのでしょうね。


彼が使用していたとされるカメラ「オブスキュラ(obscura)」を実際に用いて外を見るとこんな感じになりますカメラ なんとなくフェルメールの絵の雰囲気が星


彼の作品「小路」にはモデルとなった現実の建物があると言われており、こちらのパネルはその謎解きです(結局、解けていないようですが、、) 

 


彼の絵には数々のモチーフ「emblem」が隠されていることでも知られ、それらをまとめたパネルが展示されていました。

 

ヴァージナルの前に座る女

 

士官と笑う女」 深遠な意味が絵のあちこちに隠されているようです目

フェルメールの世界を堪能し、外の通りに出ました。

通りにはお洒落なお店が並んでいます。観光客はちらほら程度で、静かな時間が流れていました音譜(つづく)