遺影選びは大変 | でーれーええかげんじゃけー

遺影選びは大変

親が亡くなって葬儀会社に連絡して病院から遺体を搬送。

私は自分の車でその車についていき葬儀会社に。

 

それから葬儀についての打ち合わせ。

3月22日が友引だったため通夜は翌日の17時からということに。

 

まずやらないといけないのが出席者候補のリストアップ。

それから候補者に連絡して通夜、葬儀、骨上げについて参加を確認。

翌日の昼までに葬儀会社に連絡することに。

 

同様に翌日昼までにと頼まれたのが遺影とスライドショー用の写真の送付

出席者については家族と親しい親戚だけの家族葬なので簡単だったが、

写真選びは大変だった

特に遺影はずっと残るものなので選択は重大

 

妹夫婦は兵庫県から葬儀会場まで急いでやってきてくれていたので

夕方まで一緒にその場にいた。

広島の弟は到着が遅くなるので自宅に直接やってくるということに。

 

朝6時に親の呼吸が止まっていると電話で起こされて病院に急行するという形で始まった一日なので

帰宅後もしばらくはぐったり。

弟が帰ってきてからは色々と話をした。

 

そして、ようやく落ち着いてから写真選び

現在使用しているPCに入っているのは最近の写真ばかりで全て要介護になってからのもの。

パーキンソン病や認知症ということもあって遺影に使えそうな写真は皆無

 

1TBのSSDにまとめておいた大量の過去の写真から頑張って探した。

写真を日にちや月毎にフォルダを分けて保存していたのだが、

フォルダ名に内容が分かるようにしていない時期のものも多くて苦労した。

 

写真は沢山撮っていても親の写真自体は少なくて、

正面を向いて目線が合っているような写真となるとほとんど存在していなかった

だって写真撮影が趣味の人間はそんな証明写真のような写真って撮らないもん

 

要介護状態になる前の写真の中から数枚の遺影候補をなんとか選択

要介護になる前に一緒に旅行に行った時の写真を中心に最近の写真まで含めて50枚くらい。

元気な時には色々なところに旅行していたこと、家の中や庭での普段の様子、

要介護になってからも頑張って自分で食事を食べていた様子などを入れることを考えて。

妹夫婦や弟家族と一緒の写真などもなるべく入れるようにしたかな。

 

作業の際にはPC画面をテレビ画面にも映して弟にも選ぶところを見てもらった。

 

どのくらいの容量を使っていいのか分からなかったので遺影候補はある程度大きなサイズで、

それ以外は少し小さめのサイズにして10通くらいのメールに分割添付して送付。

どれどれが遺影候補といったことは告げず、選択は業者さんに任せた

 

翌日、妹にはこれが遺影の第一候補といって私なりの候補写真を送っておいたが、

先に通夜会場にいた妹からは違う写真が使われているけど良い写真だと連絡があった。

そして私も会場について確認。

 

なるほど、これが使われたんだ。

でも、凄く良い写真!

 

良い遺影写真が出来てほんとうに良かった!

 

実はその写真は尾道の喫茶店内で撮った写真で、オリジナルは暗くてかなりオレンジぽかったもの。

テーブルから上の上半身の写真だけど良い感じだったのでホワイトバランスと明るさを調整していたのだった。

トリミングして遺影用に加工されていたので、それが選ばれるのだったら縮小せずにオリジナルのサイズのまま送っておけばよかった。

とはいえ、遺影はそんなにクッキリじゃない方がいいかな?

 

なお、私が第一候補にしていた写真は高知桂浜の坂本龍馬像の前で撮ったもので

像全体も含めたものではなく親だけにフォーカスしたもの。

太陽光の順光だけど表情も含めて丁度良い感じだった。

ただ、冬なのでダウンを着込んだ状態だったのがマイナスだったのかも。

選ばれた写真の方がお洒落感は強いもんな。

 

あと、スライドショーに使われていた写真からは幾つかが除外されており、

それらは遺影撮影候補として選ばれていたんだろうなと推測。

 

ちなみに、妹の義父が昨年末に亡くなったのだが、

義父は市(?)から存命中に遺影を撮っておくように言われて用意していたとのこと。

確かに、ある程度元気なうちに遺影は撮っておいた方がいいよな、

というか撮っておくべきだよな。

実際、私は専ら撮るばかりで私自身の写真はほぼ存在していない。