3日前くらいから百田尚樹さんの『ボックス!』に手をつけ始め、先ほど読了。
上下巻で700ページくらいあったが、さすがにストーリーが楽しいから、あっという間に読めた。
相変わらず心がスッキリする物語だね百田さん。
とある高校のボクシング部のお話。語り手が2人いて、一人はその高校の女教師、もう一人はボクシング部に入った生徒。
もう、とにかく青春って感じでした。ボクシングって正直あまり詳しくないけど、のめり込んだ。
ただ強さだけを求めて己を鍛え抜くなんて高校生くらいの若い人しかできないもの!ちょっと叶わぬ恋もあったり深い友情もあったりで、読みながらクスッとなったり感動したりしていました。
しっかし高校時代の部活って大事だよな~ってつくづく感じた。自分は高校生時代にバイトしかやってなかったから、現在は日本社会どころか世界にとって要らない存在になってる。ただ酸素を二酸化炭素に変えて温暖化を助長し、動物の肉を食べて余計な殺生をするゴミそのものだね笑
でも、この作品って楽しかったけど、何を伝えたかったのかな~?若いときに何かに打ち込めとか?
それとも単に娯楽小説としてかな?
でも、一節だけ気になるフレーズがあった。
「自分の才能を見つけるというのは鉱脈を掘り当てるようなものですね」
「本当はテレビでイチローの野球を観てるおっさんの中にも、彼より凄腕がいるかもしれない。でも、ほとんどの奴は自分の才能を見つけられないまま死んでいく」
的な感じだったな。
ここは唸った。才能ね~・・・・・・
次は『モンスター』を読みます。