百田尚樹氏の『影法師』。
三日くらい前から読み始めたけど、むさぼるように読み、もうとんでもなく素晴らしい小説だと思った。
今まで読んできた作品の中でも一番といって過言でもないだろう。
スターウォーズから友情の部分を切り出して、日本の武士に変えて1000倍かっこよくした感じかな笑
もっともスターウォーズは友情よりも師弟関係だし、そもそも七人の侍をもとにしてるからねww
それはいいとして、尋常じゃない友情や、昔の人の苦労や、昔の人の純潔さみたいのをひしひしと感じた。
うーん・・・日本人として日本史は勉強しないといけないよな~と思う。さらに、日本文化や日本の伝統がいかに素晴らしいのかがみっちりわかる内容になっている。
電車の中で落涙しそうになったわ。コンタクトが涙を吸収していなかったら、余裕で涙ポロポロだったね!
自分の男としての生き方もそうだけど、現代人が失っている日本人の心をしっかり汲み取ることができた。最近は欧米に憧れる人が多すぎて日本を否定ばっかしてる輩が多い。うちの学部なんて日本を基軸に世界に発信するのがコンセプト(これは素晴らしい!!)なのに、現実はアメリカを中心とする西洋に憧れて、ひたすら日本を否定する集団の集まりになってるからね(涙)
ついでに、現代の日本人はアメリカ型の「権利」を標榜して日本人特有の「和」や「仁」の心を完全に忘れている。『永遠の0』もそうだけど、百田さんは古き良き日本人のあり方を現代に問うているのではないかと感じる。
いや~、しかし参ったな・・・百田さんはものすごい作家だよ!
お陰様で語彙も増えて、もう少しかっこいい日本語を使えそう。