筆者が通っている大学は、日本ではある程度名が行きわたっている大学なのではあるが、所属する学部は、「国際日本学部」という、なんとも中途半端な名称であり、私はもし、誰かに学部名を言うときは恥ずかしいので、「国際系です!!」と言っている!!
そして、この学部のコンセプトは、「日本を世界に伝えよう」という、なんとも素晴らしすぎて、ピッカピカなイメージを持たれる方も多いと思うが、実際はそこまで日本にかかわる授業はない・・・むしろ、ヨーロッパやら南米やらインドやらアフリカやらの多彩な授業が多く、しかも人気が高いのだ。
しかし、私はこれではいけないと思う。もちろん日本にかかわる授業もあるのだが、なんとも尻切れトンボな授業が多いのだ!そこで、今回は私が特別に考えた授業をいくつか紹介しよう!もし、国際日本学部の総務の方が見てくれれば、これらの授業の導入を検討されたい!
ちなみに、Aは前期Bは後期を示す。
1.「日本的アニメ論A・B」
昨今の日本におけるアニメは萌えと呼ばれる、ロリ顔だったり、髪の毛がピンクや青といった非現実的な色だったり、巨乳やパンチラなどのエロ的な要素ばかりが強調されるアニメが無駄に多い。この授業では日本のアニメが本来持っていた、人に夢や希望を与えるという性質をもう一度生徒諸君に知ってもらい、真の日本的アニメを世界に普及させられる人材を育てることを目標とする。Aにおいては昨今の萌えアニメを皆で批評する。Bでは日本本来のアニメの原型ともいえる宮崎駿氏を中心に、アニメの可能性というものを考えていきたい。
2.「日本大相撲史A・B」
昨今は世界的に、「さっか~」や「べーすぼうる」やらの、ルールが複雑でいかにも西洋的なスポーツばかりが人気であり、我が国においてもそれらが蔓延している。だが、日本には2000年以上前から相撲という古い競技が存在する。そしてそれが現在の大相撲となった。だが、近年は客足が減り、国技の存続危ういという声が出るようになってきている。この授業では伝統であり文化であり職業である相撲の歴史というものを学び学生とともに大相撲の未来を考えたい。Aでは主に歴史や伝統作法、横綱論などを学ぶ。Bでは現在の日本人横綱不在、外国人力士の台頭などに焦点を当てたい。#A・Bともに途中で特別ゲストによる授業がある。
3.「世界から見た日本の技術A」
日本の技術は世界最高峰というのは世界の常識である。しかし、なぜに日本の技術は世界最高峰で、いつからそうなったのか。また、今後も世界一の座を保てるのかを考えてみたい。Aではウォシュレットを取りあげる。男女、西洋東洋関係なく世界中の人々の肛門を歓喜に包んだウォシュレット。これを制作段階から、最新の機能搭載まで全てを扱う。なお、単位は期末に課すレポートの内容で判断する。#授業の理解のために、なるべく多くのメーカーのウォシュレットを使用しておくことが望ましい。
4.「世界から見た日本の技術B」
日本の技術は世界最高峰というのは世界の常識である。しかし、なぜに日本の技術は世界最高峰で、いつからそうなったのか。また、今後も世界一の座を保てるのかを考えてみたい。Bでは新幹線を扱う。多くの若者は新幹線より高速バスを好んで使うだろうが、新幹線の安全性、技術、乗り心地は世界一だと言える。欧米でも新幹線は走っているがダイヤ通りに動かなかったり、事故を起こすことがある。日本の新幹線は一年間でわずか30秒しかダイヤのズレが生まれないし、事故も今まで一度も起きたことが無い。これまでの開発や思想を議論する。なお、単位は最後のグループプレゼンテーションで判断する。
いかがであっただろうか?今回の紹介は僅かだが、今後も思い付き次第書いていこうと思う。もし、これらの授業が現実的に行われるとすれば、わが学部への進学希望者が現在の10倍は見込めるだろう。さらに、わが学部だけ、中央大の法学部のように突出した偏差値を持つことになるだろう。
そんなわけで、今日は筆を置く。ぜひとも、わが学部で飼いならされている人々がこの記事を読まれることを期待する!!!