ASEAN寄りになるか? | 堅忍不抜を目指したい

堅忍不抜を目指したい

口だけではなく行動を!

はい、毎回ちまたの大学生が独断で選んだニュースに意見を申す、ニュース。ここに注目のお時間です。

今回のテーマは本日の朝日新聞朝刊の第一面及び毎日新聞の経済面に書かれている、日本のRCEP(東アジアの包括的経済連携協定)への積極的参加姿勢についてです。

アジア太平洋の経済連携の動きはここ最近急速に進められています。その中でもTPPへの参加というのが一時期大きな話題を呼んでいました。TPPは東南アジアの一部、アメリカ、南米の一部、オーストラリア、ニュージーランド間で関税の撤廃を目指して、域内貿易を活発化させようという動きですね。

でも、私はどうもTPPには賛同できない。まず、TPPは基本的にはアメリカが主導権を握っています。今現在、アメリカという国は、成長しきってしまって、これからも著しく伸びるとは思えません。また、日本はいつまでもアメリカの従属国という風なイメージが付きます。また、TPPにはタイ、インドネシア、フィリピンなどの、今後の成長が見込まれる国々が入ってないんです。

それに比べて、今回のRCEPはASEAN10ヶ国に、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドという、アジアのまとまりが強い集まりになります。これはかなり重要でしょう。今や欧州経済は崩壊寸前です。逆に伸び伸びしている国々は東南アジアです。さらに日本以上の企業を持つ韓国、広大な市場を持つ中国、人口最大で非常に有能な人が多いと言われるインドまで入ってます。

私は、日本という国はもっとアジアとしてのアイデンティティーを持つべきだと思います。いつまでたっても欧米欧米ですから。今は間違えなくアジアの時代です。これからもしばらくは続くでしょう。この状況においても欧米に付いてるようじゃいつまでも進歩しません。日本は世界一の技術をもった国です。アジアのなかで主導権を握って他の国をリードすればいいじゃん!

そして、私が最も大事だと思うのが東アジア関係です。ASEANはEUに負けない・・というよりEUよりも平和な国際機構と言ってもいいでしょう。ここに東北アジア(日本、韓国、中国、台湾)が集まって結集すれば極めて質の高い共同体が生まれます。もっとも、これを作るのは難しいですが・・・

いずれにせよ、まずは経済面で東北アジアがまとまるべきです。そこから過去の歴史にもさかのぼり、一つ一つしがらみを解消していく機会を設ければいいと思います。