R.シュトラウス
1. オフェーリアの3つの歌 op.67
(1)どうしたら私は本当の恋人を
(2)お早う、今日はヴァレンタインのお祭り
(3)むき出しのまま、棺にのせられ
2. ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調(リハーサル/ピアノ演奏)
3. ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
4. 愛そうと思う者は、悩まねばならない op.49-7
5. 明日の朝 op.27-4
6. 冬の霊感 op.48-4
グレン・グールド(ピアノ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:1,4,5,6)
CBC交響楽団(3)
ヴラディーミル・ゴルシュマン(指揮:3)
色艶が素晴らしい。オフェーリアの3つの歌なんてとろけてしまいそう。素晴らしい。ブルレスケも最高。興味深いのはブルレスケの練習が収められているところ。グールド一人の演奏で、自宅での練習の録音だそう。例によって大声で朗々とオケパートを歌いまくって練習する。練習でしかも録音も良くないのに聴き入ってしまう。練習だからために止まって確認したりフレーズを練習したりするんだけど、それすら音楽的である。
たとえ練習で、それがゆっくりであったり片手の練習であっても、その段階から音楽的でなければならないと強く感じた。
ブーレーズ:
・第1ピアノソナタ
・第2ピアノソナタ
・第3ピアノソナタ
クロード・エルフェ(ピアノ)
非常に美しく表情豊かな演奏に感じる。ぱっと聴いた感じでは無機質なこれらの曲を、無機的な美しさとなんとも言えない生命感が感じられていい。
ブーレーズのソナタはエルフェの他に、全曲ではユンパネン、ヴァシラキス、単品ではエマール、永野、ポリーニといろいろ持っているけど、どれもこれらの曲の様々な面を味わうことができてどれもおすすめ。もっといろんな録音が出てきてほしい(できれば全集で。)。ソナタだけでなく、ブーレーズのピアノ曲全集とかもっといろいろ出てきてほしいな。ボッファールやベルハイムとか出してほしいのだが。
自分でも弾いてみたいが、うーむ遠い目標だ、諦め悪く頑張ろ。