1. シェーンベルク:
・ペレアスとメリザンド
・管弦楽のための変奏曲
ピエール・ブーレーズ(指揮)、シカゴ交響楽団
パッと聞いた感じは響きが全然違う作品だけど、両方共シェーンベルクが残した傑作と思う。
シェーンベルクときいて、無調とか十二音技法とか小難しいとかよくわからないなあという人には、清められた夜とかペレアスとメリザンドのような後期ロマン派の雰囲気ただよう非常に濃厚で美しい作品から入ったほうが良いと思う。まるでマーラーのようだ。
2. ホルスト:組曲「惑星」
バッハ(ストコフスキー編): トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
バッハ(ストラヴィンスキー編): カノン風変奏曲『高き天よりわれ来れり』BWV769
小澤征爾(指揮)、ボストン交響楽団、 タングルウッド音楽祭合唱団
ホルストの惑星ではじめて買ったCDがこれ。やっぱり曲自体がめっちゃかっこいい。多分プログレロックが好きな人も大好きな響きと思う。
でも今回このCDを久々に聴いて非常に感銘を受けたのはむしろバッハの編曲。特にストラヴィンスキー編曲。なんだこれは?確かにバッハなんだけど、ストラヴィンスキーのバレエ音楽に出てきても全く違和感がないと思う。素晴らしい。ストラヴィンスキーが「天才は人のまねなどしない。彼らはそれを吸収し自分のものにしてしまう。」といっているが、まさしくそれが聴ける。