・ブラームス/シェーンベルク編曲:ピアノ5重奏曲 第1番 ト短調(管弦楽版)
・シェーンベルク:ワルシャワの生き残り
フランツ・マツーラ(ナレーター)
バーミンガム市交響合唱団男声メンバー
・ベルク:ヴァイオリン協奏曲 第2楽章
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
バーミンガム市交響楽団
サイモン・ラトル(指揮)
シェーンベルク編曲のブラームスピアノ5重奏曲ははじめて聴いたが、ひょっとするとこれブラームスの交響曲にひっくるめてもいいのではというぐらい素晴らしい。オーケストレーションによる響きの多彩さではこの編曲が素晴らしく、まさに月並みな言い方だが、ブラームス meets シェーンベルクなんである。素晴らしい。ライヴできいてみたい。ブラームスの交響曲は世界中でしょっちゅう演奏されているが、たまにはこの曲をやってもいいのではとおもう。
ワルシャワの生き残りは・・・これについては上手く言葉がみつからない。一ついえるのはこの10分に満たない中で凝縮された音楽を一人でも多くの人が体験してほしいということ。間違いなくシェーンベルクの代表作の一つと思うし、音楽表現の一つの到達点であると思う。重いテーマ(戦争、ユダヤ人、虐殺)だけどね、それに目を逸してはだめなのだ。
ベルクのヴァイオリン協奏曲は素晴らしい名曲で、ソリストはクレーメルなのになんでフルじゃないのか。それだけがマイナス。