Zappa先生の音楽はいつだって最高だし、どのアルバムも味わい深い。けど、いかんせんアルバム数が多いから、よく聴くアルバムとあまり聴かないものがあった。最近はあえて今まであまり聴いていなかったアルバムを聴くようにしている。本作もそのような作品の一つ。
ロック、ジャズ、クラシック、ブルース、現代前衛音楽が渾然一体となり、それでいてどこかポップで楽しい=Zappa Musicはここでも健在。
2. Joni Mitchell: Blue
ハスキーだけど艶があって美しいヴォーカル(声が若い!)と、シンプルなバンドアレンジが、爽やかかつ深みある素晴らしい曲を彩る。後に顕著になるジャズ系ミュージシャンとも相性良さそうな雰囲気がこのころからある。素晴らしい。
3. ベリオ:
- セクエンツァVIII(ヴァイオリン、1976年)ウッド(ヴァイオリン)
- セクエンツァIX(クラリネット、1980年)ヴァルテペーニャス(クラリネット)
- セクエンツァX(トランペットと共鳴のためのピアノ、1984年)フュー(トランペット)
- セクエンツァXI(ギター、1987年)ビジェガス(ギター)
ベリオのライフワークであるセクエンツァ。様々な楽器によるソロが、超絶技巧や特殊奏法により披露される。まるで何か得体の知れないものに挑戦するような、独特の緊張感と、次に何が飛び出すかわからないスリルが混ざり何とも言えない美しさを放つ。今回は8〜11を聴いたが、14曲ある。ピアノのものの楽譜を買ってみようかな。妹が一時期フルートのためのセクエンツァを練習していた。