レオンハルト(指揮、チェンバロ)、シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン等)、ファン・ダール(バロック・ヴァイオリン&ヴィオラ)、ビルスマ(バロック・チェロ)
ヴィーラント・クイケン(チェロ等)、ウッドロウ(ヴィオローネ)、ブリュッヘン(ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ)、ドンブレヒト(バロック・オーボエ)、コスター(ナチュラル・ホルン)、アスペレン(チェンバロ)、他曲が出来た当時の楽器で、当時のスタイルで演奏する古楽のハシリなのかな?古楽だとチューニングが半音下ぐらいで聴こえるからはじめは苦手だったけど、この録音はそれを解消してくれるきっかけになったなあ。生き生きとした音楽の生命力が素晴らしい。半音下で聴こえようが「これはこれでアリだしこうゆうもんだ」と思わせてくれた。今ではブランデンブルグ協奏曲を聴くときのfirst choice である。
2. バッハ(ブゾーニ編曲): ピアノトランスクリプションズ2
デミジェンコ(ピアノ)
トランスクリプション1と共に超お勧め。デミジェンコは本当に素晴らしいピアニストで、いつかライヴで見たい人の1人。彼が言うように、「ブゾーニはバッハのオルガンやハープシコード作品を編曲する際に、独自の方式を開発している。ピアノでオルガンを模倣するのではなく、ピアノの新しい使い方を見出しているのだ。その結果ピアノは、オルガンでもなくピアノでもない、何か別の楽器のように響く」というコメントが存分に味わえる。ファツィオリ製のピアノの音も素晴らしい。