指揮: マリス・ヤンソンス
曲目
1. マーラー: 交響曲 第9番
芸術の秋からなのか秋は沢山ライブがあるし、最近ライブに続けていっている。こんなに続けて行くのは初めて。
さて、今日はまたマーラーで、交響曲第9番。念願のライブでの鑑賞、しかもオケはバイエルン放送交響楽団、指揮がヤンソンス。素晴らしい体験でした。
プログラムはこれ一曲のみ、アンコール無し、休憩無し。まあ曲の性質や長さから考えたらそうなるやろな。
複雑なオーケストレーション、中心はあるものの絶えず動き時には重なり合う調性、全体を覆う死の雰囲気(特に第4楽章)等、マーラーの要素がてんこ盛り。でも意外と何が曲の主要な要素なのかはわかりやすい気がした。むしろ第1番よりわかりやすいかも。
演奏も凄かった…天国と地獄を同時に見るような感じだった。オーケストラの豪華な響きと室内楽の緻密さが融合したようなこの曲の魅力を存分に味わった。
日曜に聴いたサンフランシスコ響は煌びやかな響き、今日のバイエルン放送交響楽団は少し渋みがある響きに聴こえた。まあ曲目とホールの違いはあると思うが。