- 1. ショスタコーヴィチ: 24のプレリュード、格言集、ピアノソナタ 第1番、3つの幻想的舞曲
シチェルバコフ(ピアノ)
連作のプレリュード集は、バッハ、ショパン、ドビュッシー、ラフマニノフなど、色んな作曲家が作ってる。これもその一つで、ショパンのプレリュードを意識しているらしいが中身はショスタコーヴィチそのもの。プレリュードだから和声の響の移り変わりが絶妙に味わえる。ピアノソナタは個人的には相当な名曲と思うけどいまいちマイナーなのかな?強烈!時々プロコフィエフやメシアンみたいにも聴こえる。シチェルバコフの演奏が素晴らしい。
- 2. 山田耕筰: 「この道」~山田耕筰歌曲集
藍川由美(ソプラノ)、遠藤郁子(ピアノ)
聴けば聴くほど面白い。西洋音楽の影響たっぷり受けてるはずなんだけど、これみよがしな日本的な音階が少ない曲でも日本的な情緒たっぷり。西洋音楽を完全に自分のものにしてる。凄い…。どの曲もいちいち凄い。歌詞とのシンクロ率も穏やかじゃない。演奏も最高!
- 3. R. シュトラウス: 自作自演集1(家庭交響曲、交響詩「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」、交響詩「ドン・ファン」)
R.シュトラウス(指揮)、ウィーン・フィル
古い録音だけどそんなことお構い無しの凄さ。元々素晴らしい曲とは思っていたけど、自作自演は一味違う。何だこの楽しい音楽は!シュトラウスでこんな感じが味わえたのは初めて。指揮者としても超一流だったんだなあ。活き活きした音楽。マーラーももう少し長生きして自作自演を残してくれていたらなあ。