トン・コープマン オルガンリサイタル@豊田市コンサートホール
曲目
1. ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調 BuxWV 157
我が魂よ、今ぞ主をたたえよ BuxWV 214, 215, 213
プレルーディウム ニ長調 BuxWV139
2. スウェーリンク:大公の舞踏会 SwWV 319
エコーファンタジア イ短調 SwWV 275
3. ダカン:イエスがクリスマスにお生まれになった時
4. バッハ:装いせよ、おお、愛する魂よ BWV 654
目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声 BWV 645
幻想曲 ト長調 BWV 572
休憩
5. バッハ:フーガ ト短調 BWV 578
6. ホミリウス:我が魂よ、われ心を汝に捧げん
7. バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV 582
アンコール
1. カバニリュス:第2旋法によるティエント
2. バッハ:コラール「主イエスよ、われは汝に呼ばわる」
3. スカルラッティ:ソナタ ト長調
古楽器の第一人者の一人のオルガン演奏は素晴らしいものだった。
すべて素晴らしいのだが、やはりバッハは素晴らしいし、今回興味が一層でたのはブクステフーデ。
流石にバッハ本人が憧れた音楽家と思う。これからもっと聴きたくなった。
オルガンの生演奏はやはり素晴らしい。
耳ではまるで音が降ってくるような体験ができるし(ヨーロッパの教会で聴くとこの感覚がすごいらしい。聴いてみたい)、目では毎回見入ってしまうのが足さばき!
しかし妙というか興味深いというか、弾いている姿というかオーラというか、それがジャズピアニストに重なるように感じた瞬間があった。
今回は即興演奏はなかったが、オルガンの世界では今でも即興演奏を演る人が多いみたいで、その即興の精神がに滲み出ているんだと思う。
曲目の作曲者達も、その昔は自ら楽器を演奏し、即興演奏を披露していたのだから、優れた演奏を行えば彼らの魂が音楽を通じて蘇る。それを見ていたのかもしれない。
オルガンの即興演奏をライブで聴いてみたいなぁ。