今回は「女性専用車両」に関するお話を少し。

 

 

「女性専用車両」の例の画像

 

「女性専用車両」の話題を見かけると、必ず思い出してしまう画像がある。

 

それがコチラ!

 

「2ちゃんねる掲示板」などで女性専用車両の話題になると必ずと言っていいほど登場する画像で、2005年のインタビュー場面を繋げてある。今ではツイッターでもよく登場する。


 

で、例の画像……右下の「私は特に どこでもいいです」の彼女を除き、決して美人とは言えない人たち(超失礼)が、「男性がいないと安心」とか「(女性だけというのは)なんとなく心強い」とか言っちゃって、通勤中のサラリーマン男性を一括りにして、汚いものを見るかのように、遠回しにdisっちゃってるわけです。

 

まぁ、切り取りの可能性もあるにはあるけれど……ねぇ。

 

それを差し引いても、正直言って、私から言わせれば、

 

( ゚д゚)ハァ?

 

おまえは何を言っているんだ、としか思えないわけですw

 

 

 

「私は特に どこでもいいです」の彼女

 

それゆえに、例の画像右下の「私は特に どこでもいいです」の彼女が、当時はいろんな意味で注目を集めたわけだ。かわいい子ほど意識していないんだな、と当時は思ったものです。

 

それ以降、しばらくの間、彼女の事は分からずじまいだったが、2013年頃になって「私は特に どこでもいいです」の彼女の正体が分かったと話題になった。それを取り上げた記事がコチラ。

・ねとらぼ(2013.04.05)

ネットで有名な「女性専用車両インタビューの女の子」の正体が判明 → 現在はタレントに!

・ねとらぼ(2013.07.30)

伝説のネタ画像「女性専用車両インタビューの女」は今、女性専用車両についてどう思っているのか?

・ガジェット通信(2013.07.26)

女性専用車両で「私は特に どこでもいいです」とコメントした可愛い女性の今は? 痴漢された過去があったからあの発言をした

 
あの日から年月を経てタレントになっていた!
 
この2013年の記事に彼女本人が登場し、あのインタビューについて語っている。
 
まず、「やらせインタビュー」や「テレビ局の仕込み」などではなく、素人時代に偶然インタビューされたらしい。
 
女性専用車両に関しては、
 

 ・女性専用車両を作っても痴漢がなくなるわけではない

 ・女性専用車両がなくても痴漢がない社会であってほしい

 

…と、現実を冷静に分析して答えている。

 

そして、自身が過去に痴漢に遭った事もあり、犯罪行為は許さないとした上で、私自身は「特にどこでもいいです」と改めて語っている。

 

 

●ナイセン物語

 

「私は特に どこでもいいです」の彼女が登場する動画があるので紹介しておきます。

・ナイセンチャンネル(2014.01.26)

私は特にどこでもいいです - ナイセン物語短編 第1話

・ナイセンチャンネル(2014.02.25)

私は特にどこでもいいです - ナイセン物語完全版・ある企業の内線電話革命

・ナイセンチャンネル(2014.03.10)

私は特にいつでもいいです - ナイセン物語短編 第2話

私は特にどれでもいいです - ナイセン物語短編 第3話

私は特に変えなくていいです(そんなの、机バンバンだぞ!) - ナイセン物語短編 第4話

私は特にnaisenがいいです - ナイセン物語短編 最終話

・ナイセンチャンネル(2014.03.31)

私は特にどこでもいいです - ナイセン物語 番外編・伝説の駅ホーム編

 

彼女自らが「私は特に どこでもいいです」を利用しているというwwwww

 

だが、それが(・∀・)イイ!

 

 

●俺氏、彼女本人から引用リツイートされるw

 

2020年になり、女性専用車両を話題にした記事を久々に見かけた。それがコチラ。

・Jタウンネット東京都(2020.01.07)

女性専用車両に乗りたくない女性の本音 「利用するのが怖い」「おじさんに埋もれた方がマシ」  

 

化粧や香水の香りが充満して気分が悪くなったり、朝から女性同士の争いでイライラしたり…というのがこの記事の内容であるが、

 

そんなもん、 (´・ω・`) 知らんがなw

 

 

で、私は、思い出したかのように、例の画像付きでツイートをしたわけだ。(別垢で)

 

 

そしたら、どこでこのツイートを知ったのか分からないけど、「私は特に どこでもいいです」の彼女本人から引用リツイートされたw

 

 

まさかの本人降臨!!

 

この引用リツイートがキッカケで、現在の彼女の活動を改めて知る事ができ、そして今でも当時と変わらずかわいい事を確認できたw

 

「おじさんを一括りにして汚いもの扱いするなよ」とも。激しく同意ですw

 

引用RTしていただき、ありがとうございます。

 

 

 

●痴漢行為は当然撲滅されて然るべきだが…

 

法治国家の日本において、犯罪行為は決して許されない。

 

「私は特に どこでもいいです」の彼女もツイートや過去記事で言っておられるが、痴漢行為が撲滅され、被害者がいなくなるのが一番である事は間違いない!

 

 

私自身は、女性専用車両の導入には反対ではない……というか、

 

私は特に どーでもいいです。

 

 

だが、現実的な話をすれば、女性専用車両の導入による効果は正直なところ微妙な気がする。有っても無くても大して変わらないのでは?w

(多くの鉄道事業者は痴漢被害件数の数値を発表していない。)

 
女性専用車両が導入されたからといって、根本的な解決策にはなっていないと思うし、痴漢が撲滅するとも思えないという事。
 
重要なのは、ラッシュアワーに混雑の分散や緩和をさせる事だろう。それも痴漢防止対策の一つになると思うんだが、なかなかそういった話にまでシフトしていかない。


それと、車内に監視カメラを設置してもよいのではないか。これもまた痴漢が撲滅されるわけではないが、抑止力の向上には繋がるのではないか。少なくとも、女性の証言ではなく、監視カメラで録画した映像を根拠にすれば冤罪は減るかもよ。

 

 

女性専用車両の導入理由とフェミニスト団体の主張

 

女性専用車両を導入する動機は、国土交通省によると、

「男女共同参画を目指すこれからの日本社会においては、日々の通勤通学の面においても女性が安全、快適に社会活動に参加するための環境づくりが必要」

との事。

・国土交通省(2002.08.13)

女性の視点から見た交通サービスについて

・国土交通省(2003.12.09)

「女性専用車両 路線拡大モデル調査」報告書の概要について

 

 

だが、それ以前に、1988年11月4日に起きた「地下鉄御堂筋事件」をキッカケに、複数のフェミニスト団体が立ち上がり、性暴力の根絶に向けて運動を展開したのが始まりとかなんとか。

・日本大学大学院総合社会情報研究科

女性専用車両、設置の経緯と考察

 

以下がその要望書と声明文である。

 

 

というわけで、そういう事件があった事実や、痴漢犯罪は許さないとする姿勢に関しては概ね理解できる。

 

だが、文章の所々に、痴漢犯罪とは直接関係のない事まで記されている。

 

特に、声明文のラストのとある一文に注目だ。

3、女性の性的なものを強調した広告・ポスター・美をあらそうコンテストなどは、女性をモノ化し、性暴力を生み出す土壌を作り出すものです。

 

このフェミニスト団体の理屈だと、女性モデルの広告や美少女コンテストはもちろん、グラビアアイドルもダメ、レースクイーンやキャンギャルもダメ、AV女優もダメ。という事にもなりかねない。

 

それって、該当事件や女性専用車両と直接関係あるんですか?という話。

 

 

我が国日本では、日本国憲法において「表現の自由」(第21条1)も「職業選択の自由」(第22条1)も認められているわけであって、その観点からしても、たかだか一フェミ団体ごときにそんな事まで言われる筋合いはないのである。それが気に入らないのであれば、憲法改正に賛成して、変えていくしかない。

 

 

そんなこんなで、2001年3月より東京の京王電鉄で女性専用車両は本格導入され、その後も、フェミニスト団体や、公明党など一部の女性政治家の動きなどもあって、様々な所で導入されていった。

公明党(2005.03.xx)

政策・実績 女性専用車両の導入

 
 
女性専用車両に法的根拠はない
 

ちなみに、「女性専用車両」は、女性しか乗ってはいけないわけではなく、男性が乗っても法的には何ら問題はないとの事。

 

一応、「鉄道営業法」の第34条2号には「婦人ノ為ニ設ケタル待合室及車室等ニ男子妄ニ立入リタルトキ」とあるが、この法律自体が女性専用車両の適用を想定していない。

 

そして、国土交通ホットラインステーションは、女性専用車両について以下のような趣旨を回答している。

 

・各鉄道会社で任意で導入しているもの

・法的な根拠はない

・あくまでも男性利用者の任意の協力のもとに実施されている

・男性を強制的に降車させるような行為は不適切

・総務省

報道資料(2016年2月25日)

 

従って、降りろと言われる筋合いも無ければ、罰則も無いし、逮捕もされないという事だ。

 

 

そんな事も知らずに、デカイ顔をする女性もおられるようだが、あくまでも「協力と理解を求める」という形で女性専用車両は成り立っている事をお忘れなく!

 
 
 
というわけで、次回は人権団体の裏側の事も突っ込んでいきます。
・人権(Ⅱ)
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