これから書くのは3年前に起こった出来事です。
不登校の経緯というカテゴリにまとめてあります。
りさ2年生の3学期、3月のことでした。
ある日、担任から「明日クラス写真を撮るから学校に来てください」と電話がありました。
そんなの1年生の時はなかったのに不自然だと思いました。
りさにどうしたいか聞いてみると、「みんながいるところはイヤ。りさ、泣いちゃうと思う」。
そりゃそうだよね、ずっと言ってなかったのにいきなり写真だけ撮りに行くなんて嫌だよね。
先生に聞くと、「校長先生が、不登校の子は来なかっただけの分、回復にも時間がかかるから何とか来させるようにとおっしゃったんです。」だって。
私は怒って、「本人がよくなってないのに、そんなことで無理に学校に行かせるのはいやです」と断りました。
それから電話は鳴り続けました。
私は電話に出ることをやめました。
電話の翌日には先生が自宅に来ましたが、なぜ私が怒っているのか、なぜりさが行きたくないのか、全く理解できていないようなので本当にがっかりしました。
それから同級生のお母さんに聞いたのですが、先生は学校で「りさちゃんのお母さんが電話をくれないから写真が撮れないんだ」と生徒に話していたそうです。
正直、「先生、ノイローゼになったのか?」と思いました。
生徒にそんな話をするなんて信じられなくて、怒りで体が震えそうでした。
先生が来てから1週間後、学校から電話があり、自宅に来るというので、話をしているところをりさに見せたくなくて、私が学校に乗り込んでいきました。
すると、学年の担任全員がそろっていて、「お母さんとりさちゃんにつらい思いをさせて申し訳ございませんでした。」と頭を下げるじゃありませんか。
「なんやそれ」と思いました。
私はモンスターペアレントか。
そんな謝罪なんか全然欲しくない。
りさのことを理解してほしかっただけなのに。
先生方は、「校長は言ってます、りさちゃんは本当は学校に来たいんだと」といいました。
私はその言葉に 「学校に行きたいんじゃないんです。首から下は正直なんですよ。本当は行きたくないんです。体全体で症状を出して 行きたくない!!と言っているんです。」 と返しました。
そして、撮影のために学校に来てという姑息な方法で誘い出そうとしたことに腹が立ったこと、どうして腹を立てているのか、考えようともしなかった担任に心底失望したこと、生徒に私から電話がないという話をしたことが信じらないほどびっくりして腹が立ったこと、を本音のまま話しました(基本的に本音しかしゃべれない性質なのです)。
担任は謝罪したので、最後は和やかな雰囲気で終わりました。
だってね、理解できない人は(しようとしない人)は一生理解できないじゃないですか。
本当にダメだと思ったら、私はその人に腹が立たなくなるのですよ。
何を言っても無駄ですからね。もう、どうでもいいんです。
私たちに迷惑をかけなければね。
疲れ切って、心の膿を出しながら苦しんで、それでも生きていてくれるりさを苦しめるのは許さない。
そう思ったのでした。
だけど、この先私はいろいろ失敗を重ねていくのですが、それは次回以降に。
小学校3年生 4月 眠れない→