一年生の壁 11 | 勝者=敗者 ~越えられない背中を目指して~

勝者=敗者 ~越えられない背中を目指して~

曙五郎の高校生活、柔道に打ち込んだ青春時代を書いています。

気分で更新しますので気長にお付き合いよろしくお願いいたします。

尚、登場人物はすべて架空の人物です。

遠征当日、高校に朝7時に集合してそこから福岡先生の運転するハイエースで嘉山高校を目指した。

 

途中、福岡先生の居眠り運転でみんな肝を冷やしながら、昼前に嘉山高校に到着した。

 

今回の遠征のスケジュールは以下の通り。

初日 午後:練習試合

2日 朝6:00:合同トレーニング 午前:練習試合 午後:合同練習

3日 朝6:00:合同トレーニング 午前:合同練習 午後:解散

 

到着すると、一旦宿泊する宿泊施設に荷物を置きに行った。

宿泊施設には既に5~6校が来ており、陣取り合戦が繰り広げられていた。

柏陵高校も適当に場所を確保して、道着に着替えて武道場へ向かった。

 

参加高校は例年の由布院の遠征よりは少ないと言っていたがそれでも九州の強豪校や古豪など15校の高校が嘉山高校に集まった。

練習試合は基本7人制で監督が学年、体重を考えながらオーダーを決めていくシステムで審判等もその各校から出さなくてはならず、柏陵はこの夏に引退した3年生の広川さんがコーチ兼審判で同行してくれた。

13時から開会式があり、そこからは空いている会場と高校を見つけて試合をしていく。

生徒達は早速、初日の午後から7試合を行わなければならなかった。