2日目は、長崎で歴史と文化に触れ、心も体も大いに刺激された一日となりました。
1日目はこちらです。
快適なバス移動から始まり、長崎名物の絶品グルメ、そして体力の限界に挑む坂道との戦いまで、
予想外のハプニングも含めて書いていきます。
目次
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博多から長崎へ!約3時間の快適高速バス移動
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長崎市内を巡る!便利なフリーパスと「坂道」の洗礼
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創業80年の老舗の味!絶品長崎ちゃんぽんを堪能
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歴史と平和を深く考える時間:原爆資料館と平和公園
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長女の熱望で「出島」へ
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長崎グルメ!岩崎本舗の「角煮まんじゅう」
博多から長崎へ!約3時間の快適高速バス移動
長崎への移動は、博多の高速バスターミナルから長崎駅行きの高速バス
を利用しました。
出発は朝7時40分頃。

長距離移動で心配だったのが、トイレが近い
次女のことでしたが、高速バスは車内トイレが完備されているのが非常に心強いポイントでした。
懸念していた清潔さについても、予想に反してとても綺麗で安心しました。
当初、長崎駅への到着は10時15分の予定でしたが、途中の交通渋滞もあり、到着したのは10時40分頃。
約3時間の道のりでしたが、バスは思いのほか快適で、私も含め、家族のほとんどが道中ぐっすり眠っていました。![]()
移動中にしっかり休息が取れたおかげで、長崎での活動にエネルギーをチャージできました。
長崎市内を巡る!便利なフリーパスと「坂道」の洗礼
長崎駅到着後、まずは本日宿泊するホテルへ。
駅からは徒歩5分ほどの距離で、荷物を置いてすぐに観光へ出発です。
時刻は11時過ぎ。最初の目的地は「原爆資料館」です。
路面電車フリーパスが最強!
長崎市内の移動には、やはり「路面電車」
が欠かせません。
私たちは2日間の滞在予定だったので、24時間乗り放題のフリーパス(大人700円/小児350円)を利用することにしました。
通常の乗車運賃が大人150円なので、4回以上乗るなら絶対にお得です。
特に驚き、そして便利だと感じたのが、フリーパスの購入方法です。
スマホアプリで事前に購入・表示でき、家族全員分のチケットを私のスマホ一台
でまとめて決済し、乗降時に提示するだけでOK。
小銭の心配も、紙のチケットを管理する手間も一切なく、スムーズな移動を可能にしてくれました。
創業80年の老舗の味!絶品長崎ちゃんぽんを堪能
原爆資料館へ向かう前に、まずは腹ごしらえです。
お昼ご飯は、資料館からも近い老舗の中国料理店「寶來軒」さんへ。
創業80年という歴史を持つこのお店は、地元でも有名なのでしょうか、私たちが11時20分頃に到着した時点で、すでに8組ほどの待ちがありました。
しかし、回転が速く、30分ほどの待ち時間で席に着くことができました。
事前の情報で「ボリュームが多い」
と聞いていたため、家族4人で3品と、プラスもう一品という形で注文。
長崎でのちゃんぽんデビューがこのお店で本当に良かったと感じています。
海鮮ちゃんぽん
今までリンガーハットでしか食べたことがなかったのですが、ここのスープは海鮮の出汁が効いていて、とても優しくまろやかで、また食べたくなる味でした!まさに絶品です。

皿うどん(細麺)
醤油ベースで濃い味を想像していましたが、意外にも甘さが際立っていてびっくり!
お酢をかけるとさっぱりして、さらに美味しくなりました。

えびレタス炒飯
チャーハンは油っぽいイメージでしたが、レタスがシャキシャキで、その食感が良いアクセントになり、とても食べやすかったです。
ハトシ
エビのすり身をパンで挟んで揚げたもの
初めて見ましたが、エビのすり身がパンに挟まれて揚げられており、子どもたちにも大好評の逸品でした。

事前情報通り、どの料理もボリューム満点!
特にちゃんぽんとチャーハンは食べ応えがありましたが、美味しさのあまり、なんとか完食できました。
歴史と平和を深く考える時間:原爆資料館と平和公園
昼食後、いよいよ「長崎原爆資料館」へ。
想像を絶する現実と向き合う
長崎原爆資料館は、1945年8月9日午前11時2分に投下された原子爆弾の被害の実相を伝える施設です。
このプルトニウム爆弾(通称:ファットマン)により、1945年末までに73,884人もの尊い命が奪われたと推定されています。
館内には、投下時刻である「11時2分で止まった時計」をはじめ、熱線で溶けたり炭化したりした遺品、そして原爆「ファットマン」の実物大模型などが展示されています。
正直、訪れて良かったと心から思います。
展示されている写真や、当時の人々の衣服、溶けたガラスや瓦、炭化した木など、そのすべてが、想像を絶する現実を突きつけてきます。
写真のリアルさに、子どもたちは怖がる様子も見せましたが、これが実際に起こった出来事なのだということを肌で感じることができました。
広島との違いと平和への誓い
館内は比較的空いており(広島資料館を訪れた際は祝日で大混雑していました)、じっくりと展示物と向き合うことができました。
長崎に投下された原子爆弾の特性や、その後の放射線などが人体に与える影響についての詳細な説明もあり、科学的な視点からも深く学ぶことができました。
苦しくなる現実ですが、平和な今が、こうした悲劇の上に成り立っていることを強く再認識させられました。
核兵器廃絶と世界平和の実現を願う長崎市の強い思いが伝わってきました。
平和公園:坂道との格闘開始!
資料館の後は「平和公園」へ。
平和の像を見るために歩いて移動しましたが、ここからが長崎の「坂道との戦い」
の始まりでした。
資料館から公園までは距離自体は短いのですが、とにかく勾配が激しく、多くの階段を上らなければなりません。11月の下旬にも関わらず、汗だく
になりながら、あの平和の像にたどり着きました。
疲労困憊!坂道巡りの長崎観光
平和公園から次の目的地である「浦上天主堂」へ向かいます。

ここからもまた、下って登るという道のり。長崎は本当に体力勝負の街だと痛感しました。
奇跡の生命力:山王神社の一本柱鳥居と被爆クスノキ
浦上天主堂の後は、原爆で片側一本だけが奇跡的に残った「一本柱鳥居」で有名な山王神社へ向かうことにしました。
天主堂から1.1kmと表示されていたので、「歩ける距離だろう」と安易に考え、再び徒歩で移動。
しかし、ここでも待っていたのは、またしても長くて急な階段!

体力の限界を感じながらも、崩壊を免れた一本の鳥居と、被爆クスノキを巡ることができ、その力強さに感動しました。

このクスノキは、爆心地からわずか約800メートルという至近距離で原爆の直撃を受けました。
強烈な爆風で枝葉は吹き飛ばされ、幹は大きく焼かれましたが、被爆からわずか数ヶ月後の秋には、黒焦げになった幹から力強く新芽を吹き返し、樹勢を回復させました。
その生命力は、長崎の復興と平和への強い願いを象徴しているようでした。
長女の熱望で「出島」へ
神社での参拝を終えた後は、路面電車で長崎駅方面へ戻りました。
まだ日が暮れていなかったため、長女が以前から行きたがっていた「出島」へ向かうことにしました。
時刻は16時半を過ぎた頃。「今しかない!」とその勢いのまま出島へ。
出島は、江戸時代の1636年に築造された扇形の人工島で、鎖国下で唯一西洋との貿易と交流が公認された窓口でした。約200年間にわたり、オランダを通じて日本の近代化に重要な役割を果たした場所です。
敷地はそこまで広くなく、1時間程度で回ることができました。
ミニチュアの出島や、当時の貿易品などの展示を見て、
鎖国時代にオランダとの重要な交流拠点であった歴史を感じることができました。
私自身はそれほど興味があるわけではありませんでしたが、子どもたちが喜んでくれて良かったです。
長崎グルメ!岩崎本舗の「角煮まんじゅう」
出島を18時頃に出て、長崎駅へ戻りました。
長崎駅ビル内の「かもめ市場」で晩ご飯を調達します。
昼食のボリュームが多すぎて、まだ家族全員お腹が空いていませんでしたが、私にはどうしても食べたいものがありました。
それは、長崎名物「岩崎本舗の角煮まんじゅう」です。
一個税込み600円と少々高いのですが、せっかくの旅行なので!と、一人一個ずつ購入しました。
それだけだと少なかったので、コンビニでサラダなどを買って、ホテルで夕食を取りました。
長崎は路面電車のおかげで交通の便は良いのですが、目的地までの「徒歩数分」が、急な坂道や階段
であることを痛感した一日でした。
疲労困憊でしたが、それ以上の価値がある歴史と食の経験ができた、充実の長崎2日目でした。
【本日のルート(長崎市内)】
長崎駅→ホテル → 路面電車:原爆資料館前 🚌 寶來軒(昼食) → 長崎原爆資料館 → 平和公園 → 浦上天主堂 → 徒歩:山王神社(一本柱鳥居) → 路面電車:出島 🚢 出島 → 長崎駅(かもめ市場:角煮まんじゅ:)→ ホテル





