「このままでいいのかな?」![]()
私の中に突然、焦りを感じました。
そのきっかけは、2021年1月に出会ったYouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学(リベ大)」の動画でした。
その時点で、経済的には困ってはおらず、ただ普通の毎日を過ごしていました。
しかし、2022年頃からリベ大のライブ配信を聞いているうちに、「このままではいけない」
という漠然とした焦り
が芽生え始めたのです。
しかし、現実は甘くありませんでした。
私自身は副業禁止
。夫も民間企業で働いており、会社の方針で副業は基本的にNG。
にもかかわらず、「何か手に職をつけなきゃ」
という衝動に駆られ、私は挑戦を始めました。
当時の私は、コロナ禍で在宅勤務が増え、通勤時間がなくなったことで、「時間にゆとりがある状態」でした。
この「ゆとり」が、かえって「何かをしなければ」という衝動を生んだのかもしれません。
「将来のために手に職をつけたい」「会社に依存しないスキルを身につけたい」という思いが強くなりました。
挑戦には制約がある中で、私はさまざまな「自己投資」を始めました。
今思えば、時間があったからこそできた「自己成長へのモガキ」
の記録を振り返ります。
目次
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最初の挑戦:挫折から学んだプログラミングの壁
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第二の挑戦:センスと構築に阻まれたブログ開設
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現実との折り合い:時間のない中での再スタート
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モガキの記録は「自己対話」の証
最初の挑戦:挫折から学んだプログラミングの壁
私が最初に興味を持ったのはプログラミングでした。
プログラミング学習サービス「Progate」で、まずは基礎を固めることからスタート。月額費用を払い、夢中になって学習を進めました。
Progateで用意されているコースは、まるで学校のドリルを解くように、着実にステップアップできる構成でした。
HTML、CSS、JavaScriptなど、提供されている全ての言語のコースを半年ほどで完走しました。
毎日欠かさず学習し、新しい知識を吸収する喜びを感じていました。
「やればできる」という達成感は、本当に大きなものでした。
しかし、この達成感は、すぐに「現実の壁」
にぶつかることになります。
Progateを終えた後、「デイトラ」でWeb制作の実践的なコースにも取り組みましたが、そこで直面したのは「ゼロから何かを作り出す」ことの難しさ
でした。
- 目標設定の壁: 「こういうものを作りましょう」という指示があればコードは書ける。しかし、「何を、なぜ、どう作るか」というアイデア出しや企画が全くできない。
- 活用の壁: 副業ができない立場で、「案件を取って実践する」という経験が積めない。せっかく身につけたスキルを、どう活かせばいいのかが全く分からない。
結局、Webの仕組みや裏側は理解できましたが、「クリエイター」としての一歩は踏み出せませんでした。
「知識の習得と創造性の発揮は全く別物だ」という、大きな学びを得て、この挑戦は一区切りとなりました。
第二の挑戦:センスと構築に阻まれたブログ開設
プログラミングの次は、ブログ
に挑戦しました。
文章力を鍛え、自分の考えを整理する場所が欲しかったからです。
目指したのは、本格的なWordPressでのブログ開設でした。
WordPressは自由度が高い反面、初期設定のハードルが非常に高い
ことを思い知りました。
- デザインセンスの壁: サーバー、ドメインを設定し、いざサイトの構成を考え始めると、「どう配置すれば見やすいか」「どんな画像を使えば魅力的か」といったデザインセンスがない
を痛感。
- 技術的な手間: 自分で画像を軽量化したり、レイアウトを調整したりする作業に時間を取られ、本質である「記事を書くこと」にたどり着けない
。
「完璧なブログを作ってから記事を書こう」という凝り性が災いし、結局、納得のいくサイトを構築できず、記事を一本も公開しないまま、この挑戦もストップしてしまいました。
「誰かの真似から始めればよかった」
「完璧を目指すより、まずは発信すべきだった」
と反省するばかりです。![]()
ブログに書くネタ
を考える中で、
「私には何が書けるんだろう?」
「私の強みって何だろう?」
と、改めて自分自身と向き合いました。
安定した職に就いている分、「尖った経験」や「人とは違う視点」を見つけることができず、自己分析の迷路にハマってしまい
ました
現実との折り合い:時間のない中での再スタート
時は流れ、状況は大きく変わりました。
コロナ禍が明け、私の生活はほぼ通勤中心の忙しい日常に戻りました。
平日の自由時間は、本当にわずかです。
今、あの頃と同じように副業に手を出していたら、確実に心身ともにパンクしていただろうと思います。
そんな中、「Wordpressにこだわる必要はない」
と思い直し、改めてブログ再開を決意しました。
無料ブログサービスの中からいくつか試した結果、最も設定が簡単で、すぐに「書く」ことに集中できると感じたアメーバブログを選びました。
初期設定で挫折した数年前の苦労が嘘のように、わずか1日でブログを立ち上げることができました。
「凝ったデザインより、継続的なアウトプットが大事」![]()
この単純な事実に気づくまで、ずいぶん遠回りをしてしまったものです。
ブログを中断していた間に、業務に関連するPythonなどのプログラミング言語の学習、そして将来の資産形成やスキルアップを見据えた宅建、英語学習を行っていました。
大人の勉強は、子供の頃のテストのように明確な「ゴール」や「数値」だけでは終わりません。
宅建の合格やTOEICのスコア獲得は一つの通過点に過ぎず、
「その知識やスキルを、自分の人生やキャリアでどう活かすか」
という応用力が試されます。
モガキの記録は「自己対話」の証
私が「モガキ」続けた3年間は、「自分の人生を会社任せにしたくない」
という強い意志の表れだったのかもしれません。
プログラミング、ブログ、資格、語学。
全てが完全に成功したわけではありませんが、この過程で「自分の得意なこと/苦手なこと」「時間の使い方」「完璧主義の弊害」を深く理解することができました。
今もまだ、スキルをどう活かすか、どんな目標に向かうべきか、日々模索中です。
しかし、あの時、漠然とした不安に駆られながらも一歩踏み出した勇気
は、決して無駄ではなかったと感じています。
これからも、この「モガキ」の記録を、自分の成長の証としてブログに書いていきたいと思います。

