スマホ買ってほしい

中学1年生になった長女ニコニコからそう言われる日を、私は覚悟していました。

私自身、中学生時代に周りがみんな携帯を持つ中で「自分だけ持っていない」という悲しい思いをした経験絶望があります。
だから、娘には同じ気持ちをさせたくないと思っていました。
もしスマホを持つことになったら、親子でしっかりルールを決めようと決めていました。

そのために、娘が小学校6年生の終わりのころから、図書館でスマホに関する本を借りてはどんな悪影響があるのか調べたり、料金プランやスマホ本体について調べたりして、情報を集めていました。

ただ、長女はまったくスマホを欲しがるそぶりを見せません無気力

私の方から聞いてみました。
「スマホ、欲しい?」
娘は意外な答えを返しました。

「スマホは別にいらない。それだったら、パソコンが欲しいおねがい!」
 

目次

  • データで見る「スマホ当たり前」な中学生の現状

  • 意外な要求と初めてのパソコン選び

  • 最初に教えたい、たったひとつのこと

  • 我が家は「一人一台パソコン」

 


データで見る「スマホ当たり前」な中学生の現状

思っていたのと違い、拍子抜けしてしまいました。

そして、今の中学生のスマホ保有率は調べてみると驚くほど高かったです。

2025年の調査によると、日本の中学生のスマホ所持率は約85〜88%びっくりに達しています。
特に、中学3年生では9割近くがスマホを所有しており、もはや「持っていない子を探す方が珍しい」というレベルです。

この傾向は全国的にも見られ、地方でも8割以上が自分専用のスマホを所持しているようです。
また、スマホを持ち始める平均年齢は10.3歳というデータもあり、小学生高学年でも半数以上がスマホを手にしているのが現状です。

長女が私のスマホを借りるのは、QRコードを読み取って英語の勉強をするときくらい。

外出先で時間があると、世間ではスマホを触るのが当たり前のように感じます。しかし、私は図書館で借りた本を読むことが多く本、その影響か、子どもたちも同じように本を読んで過ごしています。

次女にスマホを貸してあげると、趣味の日本武将の家系図を調べていたりします。

YouTubeやネット検索はPCでしか見ないニコニコという私のように、スマホにあまり興味がない、少し変わった家族かもしれません。
世間から見たら、もしかしたら珍しく映るかもしれません。

スマホの画面が小さくて見づらいというのもありますが、長年パソコンをメインに使ってきたので、スマホを使う機会が少ない生活でした。

娘がスマホよりもパソコンを欲しがったのは、きっとそんな私の姿を見ていたからかもしれません。
 


意外な要求と初めてのパソコン選び

じゃあ、パソコンを買ってあげようかと決めたものの、次に悩んだのが機種選びです。Windows?Mac?汗うさぎ

Macはセキュリティ面が強く、機種ごとの仕様の違いも少ないので惹かれました。
M1チップ搭載のモデルで、「10万円以下なら買ってもいいかな」と思っていましたが、買おうとしていたタイミングで値段が上がり、結局12万円を超えていました。
Macのあまりの値段の高さに、諦めることにしました。

そこでWindowsで探すことに。

長女にとって初めてのパソコンなので、まずは必要十分なスペックで、価格を抑えることを優先しました。最終的に選んだのは、Lenovoのノートパソコンです。

  • CPU: Ryzen 5000シリーズ
  • メモリ: 8GB
  • SSD: 512GB

Officeなしの一番シンプルで必要最低限の構成です。本体価格は7万円ほどでしたが、楽天マラソンなどのポイント還元を考慮すると、実質5万円台で手に入れることができました。

パソコンは5年ほどで買い替えるものと考えているので、中高生の期間はこの一台で十分だろうと判断しました。
 


娘と私のパソコン生活

実は、私も同じ時期にパソコンを買い替えたかったので、娘と全く同じタイミングで、少しだけスペックの良い同メーカーのパソコンを購入しました。

  • CPU: Ryzen 7シリーズ
  • メモリ: 16GB
  • SSD: 512GB

Officeなしの構成です。私のパソコンは本体が9万円ほどでしたが、楽天マラソンで実質7万円くらいで購入できました。

Windowsは、セキュリティ面でかなり気を使わなければなりませんので、定期的に私がチェックしています。
娘にも、Windows Updateがなぜ必要なのかを説明し、実際に自分でアップデートをしたり、初期設定を一緒にやったりニコニコして、パソコンの仕組みを教えています。
本人はわかっていないかもしれませんが、少しずつ慣れていけばいいかなと思っています。

娘がパソコンを使って主に何をしているかというと、まずはオンライン英会話です。
そして、何よりも熱心に取り組んでいるのが、教育系YouTuberの授業動画「とある男が授業をしてみた
の視聴です。
小学校3年生から高校生までの授業動画が何千本と公開されており、自分に合った動画を選んで毎日少しずつ勉強しています。

 

 


その他、英会話のYoutube「英語ビュッフェ【毎朝7時配信】」「ローズ英語塾|Rose Eigo」を見ています。

 

 

 

 

さらに、私が普段から仕事で使っている生成AIにも興味津々。
遊び感覚で画像や動画を生成したり、自由な発想で新しいものを創り出す楽しさを知ったようです。

もちろん、遊びにも使っています。

子どもたちの要望でNHKオンデマンドを契約しているので、大好きな大河ドラマを観たり、YouTubeでお気に入りの動画を観たりと、勉強と遊びの境界線なく、パソコンを使いこなしています。

 


最初に教えたい、たったひとつのこと

初めてパソコンを与える上で、私が娘にどうしても教えたかったことがあります。それはタッチタイピングニコニコです。

私自身が適当なタイピングをしていたせいで、後から直すのに大変な苦労をしました。
だからこそ、娘には最初から正しい指の位置で打つことを教えました。
最初は戸惑っていたようですが、今では私と同じくらいの速さキラキラでタイピングしています。
タイピングは、パソコンを使う上での基本中の基本。将来、どんな道に進むにしても、このスキルは必ず役に立つと思っています。

そして、パソコンを使う上でのルールも設けました。

  • 平日: 19:00〜21:30の間で、1時間以上連続で使わない。
  • 休日: 連続1時間以上は使わせず、1日の合計利用時間を3時間以内に。


私は「勉強しなさい!」と口うるさく言うことはあまりありません。

でも、パソコンやゲームの時間については、とても厳しく言っています。
限られた時間の中で集中して、オンとオフの切り替えができるようになってほしいからです。

 


我が家は「一人一台パソコン」

私は、スマートフォンをあまり使わない人間です。

LINEなどで連絡は取りますが、インターネット検索などはほぼパソコンで済ませてしまいます。
長年ノートパソコンを使ってきたため、スマートフォンの小さな画面ではどうにも目が疲れてしまい、作業もはかどりません。

長女は自分専用のパソコンを主に使っていますが、次女はまだ持っていないため、私や長女、祖父母のパソコンまで、空いているものを自由に活用しています。

次女自身は今のところ不便を感じていないようですが、いずれは自分専用のパソコンが必要になるでしょう。

現在、私と子どもたち2人は、両親の実家で祖父母と5人暮らしをしています。
そのうち、私、長女、祖父、祖母の4人がそれぞれ専用のパソコンを持っています。

パソコンのトラブル対応、アップデート、ネットワーク環境の整備などは、すべて私が担っています。

私は専門家ではありませんが、何かを調べる力には自信があります。
最近では、生成AIやYouTubeの解説動画を活用すれば、たいていの問題は解決キラキラできます。

オンライン英会話、YouTubeでの学習、そして通信教育など、学びの多くはパソコンなしには始まりません。
スマートフォンは便利な連絡手段ですが、学習ツールとしてはパソコンが圧倒的に優れていると実感しています。

子どもたちにスマートフォンよりも先にパソコンを与えたことは、知的好奇心や学習意欲を育む上で、良い選択だったと思っています。

長女からスマホを欲しいと言われたときは、一緒にルールを考えて持たせてあげようかと思います。にっこり