こんにちは。
「お金」について、あなたはどう考えますか?
貯める、使う、増やす。人それぞれに違う価値観があります。
今回は、私の両親と私、それぞれ全く異なる「お金の哲学」についてお話ししたいと思います。
目次
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コツコツと築き上げた、両親の「お金の哲学」
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投資で未来を切り開く、私の「お金の哲学」
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未来を掴むために、今を全力で生きる
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労働か、投資か?それぞれの幸福の形
コツコツと築き上げた、両親の「お金の哲学」
私の両親は、典型的な「質素倹約」を地で行く人たちです。
私が2歳くらいの頃、木造の一軒家を3,000万円ほどで購入しました。
25年の住宅ローンを組んだものの、父と母は必死に繰り上げ返済を行い、わずか10年
で完済したといいます。
当時の住宅ローン金利は5%以上もあり、返済シミュレーションを見た時、本当に恐ろしかったそうです。
今の時代では考えられないような、並々ならぬ努力です。
父はごく普通のサラリーマンでしたが、かなりの残業をこなし、私が大学生の頃には年収1,000万円を超えていました。
母は結婚後はずっとパートで働き、家計を支えてきました。
贅沢とは無縁の生活です。2台の車を所有していましたが、一度買ったら10年以上乗り続け、母は日本で一番安い軽自動車を愛用していました。
教育に関しても、塾にはほとんど行かせず、通信教育や自宅学習が中心でした。私も姉も、塾は中学3年生の夏期講習だけ。
それ以外は〇研ゼミや〇会で自力で勉強していました。
なぜなら、親は「お金をかけること=良い教育」とは考えていなかったからです。私自身も、塾に行く時間がもったいないと感じていました。
それなら家や図書館で、自分で考えて勉強する方が効率が良いと思っていたからです。
父が定年退職した時点で、現金だけで億単位の貯金があったそうです。
投資には一切手を出さず、ひたすら働いて、貯めて、貯めて、貯めて…
。
父は70歳を過ぎた今も、年金に加えてアルバイトで働き続けています。健康のためだと言っていますが、入ってくるお金は増える一方です。
なんと現時点で2億円を超えているとのことで、ともかくすごいです。
投資で未来を切り開く、私の「お金の哲学」
一方、私は両親とは全く異なるお金の哲学を持っています。
両親が労働で貯めることを当たり前だと考えているのに対し、私は「投資」でお金を増やすことを重視しています。
私がつみたてNISAを始めたのをきっかけに、両親も興味を持ち、今では新NISAで投資をしています。
しかし、長年の労働で積み上げてきた圧倒的な現金資産がある両親にとって、投資はあくまで「遊び」のような感覚です。
投資の動向に一喜一憂することもなく、ただ淡々と続けているだけ。
現金の割合は9割以上を占めています。
私たち夫婦の資産配分は、両親から見れば理解できないかもしれません。
総資産7,000万円のうち、投資に4,000万円以上、現金は3,000万円程度と、投資の割合がかなり高いのです。
実は、私は「FIREしたい(経済的自立と早期退職)」と考えています。
このことは両親にまだ話していません。
彼らが築き上げた「労働で貯金する」という価値観とはあまりにもかけ離れているため、理解されないだろうと思っているからです。
未来を掴むために、今を全力で生きる
現在、私の投資資産は4,000万円以上あり、そのうち1,100万円が利益です。
つまり、世帯資産7,000万円中6,000万円は、両親と同じように「労働」で築き上げたものです。
しかし、私はこの労働から早く解放されたいという気持ちが強く
あります。
インデックス投資の本質を知ってからずっと、仕事に時間を奪われることが苦痛で仕方ありませんでした。
「明日死ぬとしたら、後悔して死にきれない」とさえ思います。
30代は労働に全力を注ぎ、資産を増やしたいと思っていますが、40代からはもっと自由に生きたい。
やりたいことに目を向けたい。
もちろん、働くことが嫌いなわけではありません。ただ、無駄なことや嫌なことに時間を費やしたくないです。
子どもの頃に我慢してきたこと、ずっとやりたかったこと。それを少しずつでもいいから叶えていきたい。
そのために、今は歯を食いしばって働いているのです。
労働か、投資か?それぞれの幸福の形
両親は、労働と倹約という堅実な生き方で、莫大な資産と安心を手に入れました。
一方、私は投資というツールを使って、早期に労働から解放される未来を掴もうとしています。
異なる価値観を持つ親と子。
どちらの生き方が正しい、ということはありません。
それぞれの時代背景や経験が、お金に対する哲学を形作っています。
私にとっての幸せは、労働から解放され、本当にやりたいことに時間を使える人生です。
両親とは違う形ですが、私なりの幸せな人生を掴み取りたい。
これが、私の「お金の哲学」であり、生きる上での原動力になっています。