基本リューズが抜ける時計は-----------
あきらめます!
まぁ、さすがにリューズ止めのネジが緩んでいるだけの時計の場合は、私でも修理(という程のことでもなく1分あれば終わります)は出来ますが、それはレアケース…
今まで、本当に上記を除く、リューズ抜けの時計に数多く遭遇しましたが、
まず技術や知見が無い!
あっても面倒!
という力が働き見送ってきました。
ただ、今回はいろいろ事情があって挑戦することにしました。
この時計は、事情があって半年ほどほったらかしにしていました。綺麗な時計で稼働もしていましたが、色々触っている内に動かなくなりました。
たまたま部品が手に入ったので、久しぶりに触ってみると稼働しました。
が、リューズが抜けます。
あと、その一点を解決すれば半年ぶりに公道復帰?(普段はyoutubeでも、○○ガレージ等の車のレストア動画ばかり見ています。車の修理されていく様を見て、自分も時計頑張ろうとなります)
面倒でも、文字板外してリューズ回りを見てみました。
何と一目瞭然で、オシドリが外れているのがわかりました。
しめた!と思いました。
アップ
明らかに外れているのがわかります。
横の突起に入れさえすれば終了?
上図は参考画像。こうすれば良いだけ!簡単!
これはオシドリを押し込んでやりさえすれば、ちゃんとリューズは抜けずに時刻変更ができる、とその時は思いました。
が、簡単に押し込めると思ったオシドリが上手くはまらない…穴に入れるだけなんですが、何か浮いています。試しにリューズを入れても、しっかり抜けます。
理由がわからず、裏押さえを外してからオシドリを入れた後、裏押さえををねじ止めするなど、色々自分なりに工夫はすれど、オシドリは浮いたまま…
オシドリを止めているものは何か?
藤井聡太バリに考えました。
考えられるものは、ネジ。
しかし、目に見えるものは単なる突起物。ん…
こうした試行錯誤で1~2時間を費やし、やっとのことで裏からねじ止めすることに気づきました。いつもリューズを外すときに緩めているネジは裏蓋外して、すぐそこにありました。文字板側からは、それに気づけませんでした。
オシドリを所定の位置に止めて、リューズを押し込んで調整している内に、抜けなくなりました。この辺りは相変わらずあいまいで、いつもこんな調子です。ツヅミ車の間にカンヌキがくること、コテツ車が今までより上の位置にきていたような…その程度しか覚えていませんが、本当にやっとのことでたどり着きました。
せっかく覚えたので、次からもするかと問われれば、あまり思い入れのない時計は何とも言えません。今回ほど時間はかからないでしょうが、やっぱり小一時間はかかるでしょうから、風防磨きなんかと比較するとコスパは悪いですね。
でも技術的には、
●風防交換ができるようになったこと
●文字板交換できるようになったこと
●リューズ抜けを直せたこと
は、同列に並べられるうれしい事ではありました。文字板交換ができないとリューズ抜けは直せないという順序はありますが…