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たぶん、そんなにブログアップしないです(苦笑)

今年の全日本マーチングコンテストが終わりました。


高校以上の部 大会結果


各団体の大会報告SNSを紹介し、一言コメント添えていきます。(SNSリンクが無い団体は公式SNSに全日本マーチングコンテスト終了記事がまだなかった団体)




【前半】




1.熊本県立熊本工業高等学校吹奏楽部(九州支部代表)・・・金賞

チャップリン映画をテーマにし1曲目のタイトルである「ショウほど素敵な商売はない」とテーマタイトル銘打った今回作品は熊工2013年作品のリバイバル・リメイク版です。

昨年全国金賞獲得した作品「I♡NY」も2012年,2015年に全国で披露した作品のリバイバル・リメイク版でした。

昨年〜今年と2010年代全盛期への回帰・復活を掲げての全国返り咲きを果たされたのでしょう。

2年連続全国金賞は熊工目標どおりの全盛期復活の序章です。

今回の作品はチャップリン映画テーマなので映画撮影カチンコを鳴らしてスタート、ラストは大盛り上がりでフィニッシュ!と思いきや、その後エンディングクレジットよろしく“END”の人文字コンテでしっとりと締めラストはチャップリン姿のDMが正面に一礼し、カチンコで締めるという映画ストーリー仕立てのおしゃれな作品です。


熊本工業高校公式Instagramより



2.三重県立白子高等学校吹奏楽部(東海支部代表)・・・銅賞

2年連続全国の厳しい洗礼でした。

しかし今回出場した県立道立校の多くは過去自団体作品のリメイク版だったり、過去の他校作品リメイクだったりと演奏演技ベースがあるところから作り上げている団体が多い中、昨年作品とはガラリと変えた新規作品で挑まれた白子高校には拍手です。

作品に組み込んだナンバーは作曲家宮川親子作品、クラシック名曲“惑星”からのアレンジ、マジンガーZテーマ曲と多彩なジャンルのナンバーが盛り込まれ、これがこれからの白子高校スタイルとなっていくのかもしれません。


白子高校吹奏楽部公式Instagramより


3.島根県立出雲商業高等学校吹奏楽部(中国支部代表)・・・銅賞

ここの定番カルメン組曲をメインに据えた作品でした。

毎年演奏演技マイナーチェンジはされているようですが“カルメン組曲”マーチングという印象が強いため年ごとの演技違いをなかなか見つけられません(苦笑)

あと、先の出場団体事前紹介記事で書いたとおり、

この団体は2010年代はじめに京都橘高校マーチングにインスピレーションを受け、それを契機にマーチングに取り組み始め、衣装も当時京都橘に正式にことわりを入れて似たシルエットの衣装を製作されました。

指導体制も当時の京都橘マーチング外部講師を招いてマーチング歴スタートしています。

そのため今でも演技の端々に京都橘っぽさが散りばめられているのは今回も健在でした。



4.活水中学校・高等学校吹奏楽部(九州支部代表)・・・金賞

1,2曲目は毎年固定、3,4曲目は年ごとに演奏曲は変えてきますがコンテの目玉となる大きな錨マークローテーションは不変です。

3,4曲目は年ごとに変えますが鈴木英史氏編曲ナンバーを一貫して採用しています。

吹奏楽コンクール&マーチングコンテストダブル全国金賞です。


活水中学校・高校吹奏楽部公式Instagramより





5.京都両洋高等学校吹奏楽部(関西支部代表)・・・金賞

京都団体らしく拍子木・神楽鈴などを用いたかぐや姫テーマの和テイスト作品でした。

2年連続全国金賞です。

昨年はオールAということを動画アップされていました。

今年はオールAではなかったということも包み隠さず動画公開されています。(京都両洋高校吹奏楽部公式ユーチューバーの方のチャンネルでの動画公開なので京都両洋了承のもとと思われます)

B評価がついたことを藤重先生は自分達への檄、奢ることなかれという啓示であり、だからこれからも練習はしっかりとやらなければならないと部員皆さんに伝えておられる姿はやはり名将です。


京都両洋高校吹奏楽部公式Xより


6.八王子学園八王子高等学校吹奏楽部(東京都支部代表)・・・金賞

4年ぶりの大阪城ホールで見事金賞。これで今年は吹奏楽コンクール&マーチングコンテストダブル全国金賞です。

フロアに登場した時の観客席からのエールには「おかえりー!」という声も聞かれました。

「オズの魔法使い」のスピンオフストーリーである「Wicked」をテーマにした演奏演技、“オーバー・ザ・レインボー”を奏でながら虹7色フラッグのカラーガードを添えたカンパニーフロントは素晴らしかったです。


八王子高校吹奏楽部公式Instagramより


7.聖ウルスラ学院英智高等学校吹奏楽部(東北支部代表)・・・銅賞

鈴木英史氏作曲を採用しており、同じく鈴木英史氏“ハンズ・アクロス・ザ・シー”ナンバーを軸にしている活水とは前半が似た構成、活水と同じく大きな錨マークローテーションコンテがあったりとこの両校は似た雰囲気のマーチング作品になっているのが毎年のおなじみです。


8.土佐女子中学高等学校吹奏楽部(四国支部代表)・・・銅賞

1つ前の聖ウルスラも採用した鈴木英史氏編曲トゥーランドットからのナンバーを土佐女子も採用していたので2団体つづけてのトゥーランドット。

後半演技展開も聖ウルスラとよく似た展開。

このあとにもトゥーランドットを選曲している団体がいくつかあり、今大会ではトゥーランドット祭りの様相でした☆

土佐女子は従来からマーチングコンテスト出場時はジャージスタイルでしたが(土佐女子は別に華やかなマーチング衣装も持っています)、以前は青白の切り替えデザインジャージだったのが6年ぶりの大阪城ホールには黒白切り替えデザインジャージに衣装替えされていました。




9.叡明高等学校吹奏楽部(西関東支部代表)・・・銀賞

初出場からジャージウェアでの出場でしたが数年前М協大会用として仕立てたマーチング衣装を全日本マーチングコンテストでは初めて着用され出場。

樽屋雅徳氏への委嘱作曲オリジナルナンバーと思われる“Escud Dorad”による演奏演技でした。


叡明高校吹奏楽部顧問中畑先生Instagramより


10.船橋市立船橋高等学校吹奏楽部(東関東支部代表)・・・銀賞

プログラムご覧のとおり、歌劇・喜歌劇曲の聴き馴染みあるフレーズ部分をこれでもか!と詰め込んだ作品でした。

ここでも“トゥーランドット”が組み込まれていたので観覧された皆さんのSNSでは「今回のマーコンはトゥーランドットが課題曲!?」という声があがったほどでした☆

フィニッシュはここのお決まり「SOUL」人文字コンテ。


11.浜松修学舎中学校・高等学校(東海支部代表)・・・銅賞

映画スパイダーマンの挿入歌を用いた演奏演技は初出場ながら81人定員フル編成の堂々としたマーチングでした。

マーチングコンテスト挑戦2年目での全国は銅賞に終わりましたが、これからの成長株団体。

数年後には金賞団体に化ける可能性大です。


浜松修学舎中学校・高校吹奏楽部公式Instagramより


12.埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部(西関東支部代表)・・・金賞

福島弘和氏による委嘱オリジナルナンバー“煌”での演奏演技でした。

今年も伊奈学らしく終始柔らかい座奏のようなサウンド。

今年も吹奏楽コンクール&マーチングコンテストダブル全国金賞でした。

マーチングコンテスト挑戦しはじめのころはジャージウェアだった団体が回数重ねてくると華やかなマーチング衣装へチェンジすることが多いのですが伊奈学園は一貫して吹連マーチングコンテスト理念を守りジャージウェアでの出場、そして伊奈学サウンドで金賞という流れは崩しません。

ウェアはマーチングコンテスト理念に沿ってジャージウェアなのですが、毎年演奏演技終盤には楽器からフラッグへの持ち替えメンバーによるカラーガードパフォーマンスが必ず組み込まれていて演技全体を見れば華やかなマーチングショーテイストでフィニッシュを迎えます。


伊奈学園総合高校吹奏楽部公式Instagramより




13.早稲田大阪高等学校ウィンドバンド(関西支部代表)・・・銀賞
今年の前半はこのバンドのテーマソングとも言うべき代々受け継がれてきた「スクール・ミュージシャン・マーチ」を演奏&合唱で幕開け。
続く曲は「ボレロ」をこのバンド御用達アレンジャー宍倉晃氏の手によるオリジナルアレンジしたナンバーでした。
原曲はスローなクラシック名曲をこのバンドに似合うようにカッコよくマーチングナンバーアレンジされてくるのは毎回のお楽しみ。
マーチング基本動作のキレと正確さ、隊列の縦横斜めの揃い具合はピカイチ。
カレッジスタイルマーチングでのフィニッシュ定番、スーザフォンスピン・バスドラムスピンパフォーマンスを披露するのは今回出場高校団体ではこのバンドだけ。
金賞は叶いませんでしたが早稲田大阪フィニッシュ「エイッ!」のコールとポーズで客席からの大きな拍手と会場雰囲気を一変させるのがこのバンドです。

早稲田大阪高校ウィンドバンド公式Instagramより


14.千葉県立松戸六実高等学校吹奏楽部(東関東支部代表)・・・銅賞
吹奏楽コンクール自由曲によく取り上げられる「大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン」によるマーチングでした。
女子部員DMが赤色のモンゴル民族衣装の柄を模した衣装直用&モンゴル女性の伝統的な、ヘアスタイルの三つ編みロング、DMはじめ全員がモンゴルの伝統的な民族衣装でつける額飾り(装飾されたハチマキのような感じ)を着用、チンギス・ハーン時代の世界観を彷彿させる演出でした。

松戸六実高校吹奏楽部公式Instagramより


15.豊川高等学校吹奏楽部(東海支部代表)・・・銅賞
ここも吹奏楽コンクール自由曲によく選曲される「ミス・サイゴン」でのマーチングでした。
今大会出場団体の中で一番シンプルなウェア姿なのが豊川高校です。
上下黒のポロシャツ&パンツ、ポロシャツバックには大きく「禅」とあります。
このバンドのスローガンのようです。
最近の吹連マーチングコンテストはどんどん華やか(裏を返せば“派手”)になっていく中にあってシンプルないでたちで「演奏と演技で勝負」という気概を感じます。

16.箕面自由学園高等学校吹奏楽部(関西支部代表)・・・金賞
毎年定番のマーチングコンテスト演奏演技ですがこの演目構成はやっぱり箕面自由学園の勝ち曲なんだなと実感させられます。
そして毎年シャンソンメドレーの“枯葉”フレーズ部分のオーボエソロ奏者はこのマーチング演目で唯一のソロを一手に引き受けます。
毎年この大舞台でオーボエソロを吹き切れる奏者が必ずいる(もちろん猛練習してあのソロを奏でているのでしょうけど)のも注目ポイントです。
オーボエ奏者集めは苦労しがちのはずですが毎年複数学年に複数人のオーボエ奏者がいるということだと思います。

箕面自由学園高校吹奏楽部公式Instagramより



17.出雲北陵高等学校吹奏楽部(中国支部代表)・・・銀賞
全日本マーチングコンテスト高校以上の部中国支部代表団体の中では出雲北陵だけが吹奏楽コンクール&マーチングコンテストダブル全国出場団体です。
吹奏楽コンサートでよく取り上げられる樽屋雅徳氏作曲「ラ・レーヌ・ヴィクトリア〜バルモラルの記憶〜」を樽屋雅徳氏の手により今回の出雲北陵マーチングコンテスト向け委嘱作品として特別アレンジしたナンバーによるマーチングでした。
「ラ・レーヌ・ヴィクトリア」とは仏語でヴィクトリア女王を意味します。
演技後半では数名の奏者がフラッグに持ち替え、出雲北陵マーチングコンテスト作品としては初のカラーガードパフォーマンスか取り入れられました。
出雲北陵高校吹奏楽部はイベントやパレード、定期演奏会ではカラーガードメンバーを登場させていますがマーチングコンテストではカラーガード取り入れていませんでした。
先に書いたとおりカラーガード未経験なわけではなくマーチングコンテストで披露してこなかっただけなのでカラーガードパフォーマンスはしっかりと力強く映え美しいショーでした。

出雲北陵高校吹奏楽部公式Instagramより


18.神村学園中等部・高等部・高等部吹奏楽部(九州支部代表)・・・金賞
吹奏楽名曲“富士山〜北斎の版画に触発されて〜”のフレーズをファンファーレアレンジした演奏から始まるマーチング。
周回パレードは滝川第二と真っ向勝負の“マーキュリー”演奏。
アクロバティックなDMはあの本業バトン選手の男子メンバーで彼ももう高等部2年生。
彼のメジャーバトンパフォーマンスはバトンが体に吸い付くのか?と思うほどの体のあちこちをバトン沿わせて回します。
現在のマーチングコンテストではメジャーバトン、フラッグなどの手具のトスは禁止なのでバトントスすることはありませんが彼がもしバトントスしたならば他団体DMの誰よりも高く高速回転でメジャーバトントスしキレイにキャッチすることでしょう。
そしてDMの彼はメジャーバトン2種類を持ち込み、周回パレードまではロングバトンを使い、後半のアクロバティックパフォーマンス盛りだくさんの場面ではショート軽量バトンに持ち替えていました。
今年は演技中盤でDMの彼以外のシンバル隊メンバー6人も片手にシンバル持ったまま、もう片方のシンバルは床に置いて一斉に片手側転のパフォーマンスを披露。
演奏演技中間部のこのあたりで演奏に入れてきたのが2017年全日本吹奏楽コンクールで精華女子が演奏し全国金賞獲得した“アウディヴィ・メディア・ノクテ”という曲、この曲の難易度グレードは最高難易度6。
これを神村学園は今年のマーチングコンテストで演奏しました。
神村学園マーチングではこういったDMはじめとしたアクロバティックパフォーマンスを演出に持ってきて、そんな高難易度曲マーチングではやらないだろというナンバーを持ってくるところが意表突かれました。

神村学園中等部・高等部吹奏楽部公式Instagramより



〜つづく〜