朝起きて目を開けると、視界には見慣れない天井。一瞬昨日のことが夢ではないかと一旦目を閉じた。数秒して目を開ける。先程と同じ光景。『やっぱり夢じゃないよね』と現実に気付かされる。
昨日は夜勤明けなのもあって、夜は比較的ぐっすり眠れた。ただ、起床時から体全体の倦怠感と発熱、頭痛があった。
昼過ぎには心エコーとCT検査に車椅子で連れて行かれた。
CTの結果、先生から『肺にカビのような白い影があるので薬を出します。それで様子を見ましょう。』
この結果に納得する私。
『これが走った時の息苦しさの原因だろうな…。』
肺の検査に異常がある事が、逆に私の症状と合致して、息苦しさの原因が少しわかったためか安心した。ただ、息苦しくなってからも走り続けてた事は、先生に苦言を呈されそうで口にはしなかった。『言わぬが仏』とはこのことか…。
昼過ぎから倦怠感、発熱、頭痛が増悪。
熱は39度を超えて、頭痛は後頭部の辺りがズキズキと持続的に痛む。
ここで先生の言葉を思い出す。
『今脳出血があると、止血できずに亡くなってしまう可能性が高い。』
…
『この頭痛ってもしかして脳出血の可能性があるのでは…。』
先生の淡々と話す顔を思い出すと怖くなった。
夜になっても改善せず。鎮痛薬も飲んだがほとんど改善しない。
ただ、発熱に関してはマラソンのし過ぎで暑さに対する閾値が馬鹿になっているのか、然程辛くはない。良いのか悪いのかは分からないが、少し自慢げな私。
頭痛のせいなのか、若しくは『死ぬかもしれない』という不安のせいなのか中々眠れない。
今度は人生初の睡眠薬を服用。
流石眠剤様。
ウトウトしながら徐々に目が開かなくなる。
“死”の恐れを大袈裟に感じながら、入院2日目が終わった。
続く…。