ダラムに住んでいた時、私の隣りの家に住んでいたクリスティンが火曜日に亡くなったと双子の妹からテキストが届いた。

 

電話も着信していたけど、私はちょうどその時、ジムにいた。

 

運動後、休憩を取るためスマホをチェックしたら妹のアイリーンから訃報を受け頭が真っ白になった。

 

クリスティンは8年前に乳癌になり完治して以来、定期的に検診は受けていたが、5年前に肺に癌が見つかり、キーモセラピー(化学療法)の抗がん剤治療を受けていて完治した。

 

なのにその2年後に肺にまたガンが見つかった。1年の治療を経て肺がんは一旦完治した。半年ごとの検査ではがん細胞が見つからないとの結果で安心していたのにその半年後の検査で癌が見つかった。

 

それはちょうど2年前のクリスマスにガン細胞が見つかったとの連絡をクリスティンから受け、またキーもセラピーを受けるということで肺はなかなか助からない人が多い上に再発なので、本当は日本に帰省する予定だったけれども中国でコロナが流行り始め、日本でもボチボチ感染者が増え始めていた頃だったので帰省をキャンセルし、クリスティンに会いに行った。


同時に義母もその数か月前に脳溢血で倒れていたこともあり、おかげで義理家族とも2年ぶりにクリスマスを一緒に過ごすことができた。

 

クリスティンの努力により2年以上の治療に耐え本当によくがんばったと思う。むしろ2年以上持ったのでまた、乳がんの時のように奇跡の完治を願った。

 

7月6日はクリスティンの誕生日だったのでおめでとうのメッセージを送った時、「今病院にいるの」と返事がきたのできっとガンが進行したのだとすぐに悟った。そして嫌な予感は感じていた。。。

 

ジムで訃報を受けたときは、ショックの余り悲しみを乗り越えようと一心不乱にランニングマシーンで発散をしようとしていた。でもやはり発散などできるわけもなくすぐに家に戻った。


外に出たら嘘のような大雨で傘をさしていたけれども酷いずぶ濡れで帰宅した。

 

その後、改めて双子の妹のアイリーンに連絡をして状況を聞いた。アイリーンが「クリスティンはあなたのことを本当に近しい間柄であなたはいつも特別で本当の妹のように思っていたわ」と言った。


だからアイリーンが私に連絡をしてくれたんだと思った。夜、ノーマンに電話をしたとき、訃報をアイリーンから受けたと教えたら、アイリーンは私の電話番号を知らないはずなのにと驚いていた。

 

おそらくクリスティンが自分の最期を予期して、アイリーンに何かあったら私に伝えるようにと電話番号を教えたのだと思う。

 

お葬式は余りにも急なのだけど明日の金曜日にヘキサムの小さな教会で執り行われるそうです。簡素な短い通常のお葬式にするとのこと。


クリスティンはノーサンバーランドのヘキサム出身。仕事(警察官)の関係でダラムに越してきて家を購入し25年以上も経つのだけど、家族はみなヘキサムに住んでいるのでいつもヘキサムには帰っていた。(ダラムから車で1時間ほど)

 

クリスティンには30年近くエンゲージしている(連れ添っている)ノーマンがいるので、彼が介護をしていた。アイリーンとの会話で落ち着いた後に、ノーマンに電話をした。

 

彼もずっと彼女のがん治療のために彼女を支え続けていたので立派だと思う。

 

ノーマンはお葬式が終わったら家の片付けなどもあるけれど、クリスティンの家を売って、2匹の猫を連れて私達が住んでいたヴィレッジを去ると言っていた。

 

私はあいにくホリデーに出かけるため明日(金曜日)のお葬式に出席できないことを心から詫びた。

 

ノーマンも身内だけで執り行われるし、コロナの心配もあるから落ちついたら、ヘキサムへ連れて行ってあげるよと約束してくれた。

 

そして昨日はしばらくアイリーンとやり取り継続していた。


アイリーンに明日のお葬式の写真を少し送ってほしいとお願いした。参列できない代わりに少しでも写真を見ながら心からクリスティンの為に祈りたいと思った。

 

クリスティンは寛容でフレンドリーで親切で温かく正義感が強い人だった。フェミニストでいつも「ウーマンズパワー!」が口癖だった。背丈もあり大柄な人で警察官にピッタリだったけど、誰よりもガーリーな乙女チックな物が大好きな人だった。


特に猫命だったので私達はより気が合っていた。お互いの旅行時は家の鍵を預けて猫のお世話をした。


私がダラムに引っ越しして以来、イギリスで馴染んで溶け込んでほしいという思いで、毎日、正統なブリティッシュ料理の作り方を教えてくれたり、毎週日曜日はサンデーディナーをおすそ分けしてくれたり、ヨークシャープディングの作り方を教えてくれたり、いつも私をあちこち車で連れて行ってくれた。

 

そして私の日本人の多くの友人たちに対しても寛容かつフレンドリーに接してくれて、友人たちにもイギリス料理の作り方を教えてくれていた。

 

私がいつもFacebookでクリスティンの話ばかり書くので、私の友人たちはクリスティンに会ったことがなかったのにいざ、クリスティンに会わせると、既に私のFacebookからクリスティンの人となりを知っていたのですぐに親しくなってくれた。

 

私の主人が亡くなったときも私が悲しみの中で引きこもらないよういつもあちこち連れて出してくれて、寄り添ってくれていた。

 

彼女は私のイギリス生活にはなくてはならない存在で彼女がいなかったらきっとずっとハードな時間をダラムの田舎で過ごしていたと思う。彼女の存在はどれだけ大きかったか。。そして家族同様の存在となっていた。

 

アイリーンから訃報を受け、ロックダウンのせいで彼女にずっと会えないことをすごく悔やみ、後悔し、ロックダウンを憎んだりさえもした。

 

昨日は彼女への色んな思いが溢れすぎてほとんど寝ることができなかった。

 

これは私の誕生日にクリスティンがくれた置物。本当の友。。。

 


クリスティンはミドルズブラの大きなポリスステーションで働いており、ミドルズブラは犯罪が多いので大変で、ストレスも多かったことから彼女の趣味は料理で、私のセラピーは料理といつも言っていた。

 

亡くなって長い闘病や痛みなどから解放され、きっと私の主人と彼女の愛猫のモンティ(享年22歳)と共に天国で再会して私や彼女の家族を見守ってくれるはずと信じている。

 

彼女と過ごした6年間の思い出の写真もたくさんあるのですが、ほんの少しだけピックアップしてアルバムにしました。そしてこのアルバムを彼女の姉妹や双子の妹にもリンクを送った。すごく喜んでいた。。。。

 

彼女のふるさとはヘキサムなので毎月必ず数回は帰っていたのですが、私もいつも便乗して連れて行ってもらい、彼女の温かいご家族と一緒に親しくさせていただいて、クリスティンには感謝です。

 

昨日と今日は私の義理家族、義理息子たちからも励ましのメッセージが来て、温かいイギリス人に恵まれたことに感謝の気持ちしかありません。


そしてイギリスに住む日本人のお友達、日本に住むお友達からも温かいメッセージを受け取り、本当に仲間の存在のありがたさを実感しています。

 

 

 

Rest in peace Christine and my thought is with you. ❤️❤️😽😽💕💕