渦中の人。

 

先週末からイギリスで話題になっているドミニク カミングがロックダウン中にも関わらずロンドンから264mile(400km)離れたダラムの実家へ家族で移動したという話。ドミニクはボリス首相の片腕(アドバイザー)でなくてはならない存在ということでボリス首相も彼の擁護に回っているので大混乱。そしてドミニクも現在住んでいる家の住民達から避難の嵐で国民からも吊し上げの状態となっている。

 

 

3月にドミニクの妻がコロナに感染したので子供たちを隔離したくて実家のあるダラムまでドライブして子供たちを連れて行き、実家のすぐ近くにあるゲストハウスに宿泊していたことがばれてしまい、ロックダウンにも関わらず遠出をしたことで現在、更迭の署名運動にまで上がっている。しかも1度だけではなく4月にもダラムを訪問し、観光名所はバーナード城を散歩していたところも目撃されている。どうやら警察のヒアリングも入ってるようだ。

 

 

バーナード城は何度もドライブで行ったことがあるほど素敵なところなのですが、私が住んでいたダラムの中心部から16mileは離れており、車でも30分はかかる距離。ちょっとしたお散歩っていうわけにはいかない。

 

私はダラムに6年も住んでいたのでこんな形でダラムが有名になってしまうのはダラムの恥!同情の余地なし(Dominic brought shame to County Durham! There's no room for sympathy.)とFBで書いてしまったらば、私の発言した投稿に一番仲が良かったイギリス人の友人が「そうは思わない。彼の場合は子供を守るために仕方ない状況だったので弁明の余地はある」とコメントしてきた。

 

私も彼の状況は理解できる。子供がいればこの状況で子供を守りたいという気持ちはわかる。だけど、全国民が外出を我慢して、たとえ1mile離れているところに家族が住んでいる場所でさえも会うことができない。ドミニクと同じような立場の家族が恐らくたくさんいると思う。とにかく私たちも政府が決めたルールをちゃんと守っている。

 

そしてロックダウンのガイダンスには「家に留まり、外出してはならないと記されており、問題が発生した場合は”111”に連絡すると明記されている。(むやみに外をうろつけば警察に逮捕される)彼ら政治家がそう指示しているのだからドミニクもしかるべき手順として111に電話をして相談するなり、まあ政治家なのでいくらでも周囲に相談する人はいたはずだったと思う。

 

ボリス首相がこれを擁護し始めていることは彼にとっても著しくないことになるし、NHS(英国の医療機関)のこれまでの努力が無駄になる。ドミニクの状況は理解できる。だけど一般人が外出は許されず、政治家は遠出が許されるのであれば、それは職権乱用だ。(But politician is ok to be allow to going to anywhere else? If so, it's an abuse of authority)」と思わず返信してまった。

 

明日は平日業務に戻るのでますますドミニク問題はヒートアップするに違いない。一人を許したらそれはルールの意味がなくなる。ドミニクも親として悪いことはしていないのだけど、やはりルールはルール。私にしてみたら同情できない話である。行動をとる前にもっと考えることができたと思う。この移動中、6時間はかかるだろうからパーキングエリアに立ち寄ったり、食べ物を買ったりしていただろうし、彼の行動の追跡なども知る必要があるためおそらく警察も聴取しているのだと思うけれど、宿泊したゲストハウスだって消毒されてないだろうしとあれこれ色んな懸念事項がある。

 

話しは変わり、バーナード城の話題が出たついでにこれまた振り返り投稿になりますが、バンバラ城に行った時の記事を載せてみました。