前回のスコットランドの旅(スターリング城)の続きになります。

2年前にスターリングの街に来た時は、スターリング城は修復工事で外観からもブルーシートがかけられていて見ることができませんでしが、ようやくお城のすべてを見ることができるということと、あともう1つ私たちが楽しみにししていたのは、お城の中にある「The ARGYLL AND SUTHERLAND HIGHLANDERS MUSEUM」を見ることでした。

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両家のハイランダーレジメントの部隊はかつてこのスターリング城では重要な要塞として、戦略上の要所でもありました。1800年にはイギリス軍施設となり、アーガイル家とサザーランド家が連合したハイランダーズ連隊(スコティッシュレジメント)の連隊本部のデポ(兵舎)として使用されておりました。ミュージアム内では2つの連隊の歴史と実際戦争時に使われていた軍事品や調度品が展示されております。


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旦那の一族の多くは代々長男が軍役に突くことが暗黙の了解で義務付けられていたので、旦那の父も、旦那も長男だったためやむなく英国軍の道を選ぶしかなかったようです。おかげで旦那は自分の夢もあきらめるしかなかったよく言っております。そういった意味もあり旦那の世代で長男が軍に強制的に就かせることは廃止にしております。もちろん軍役に就きたければつかせるといったスタンスのようです。先祖代々がこの地でハイランダーレジメントとして重要な役割を果たしていたので、このミュージアムも旦那にとってはとても重要な場所でもあったのです。

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まじまじと自分の氏族のTree(家系図)を見る旦那。ファミリーツリーじゃなく、あくまでもハイランダーレジメントとしてのツリーです。

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このタータン姿の学生さんたちは高校かどこかの鼓笛隊のようです。

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上の額縁の絵は有名な戦いの絵らしく、エディンバラ城の軍事博物館(Regimental Museum)の壁一面にもこの絵が大きく掲げられております。

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余談ですが、これがエディンバラ城の壁の絵。旦那はご先祖たちと歩いているつもり。(笑)4年ぐらい前にエディンバラを訪問したときの写真です。

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調度品や家具なんかも使用されていた状態のまま残っています。

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両家の名前が入ったらラベルのウィスキー。このお酒でも飲み交わしながら戦略でも立てていたのでしょうか。

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タータン柄は氏族ごとに公式にスコットランド政府で登録されております。私のような素人にはどっちどっちだかわからないのですが、そういう場合はソックスを見るとアーガイル模様だとアーガイル家とわかるので目安になるのかしらと勝手に思ったりして。スコットランドには専門のタータンデザイナーがおり、旦那の一族は今でもタータンを仕立てる時は、専属のデザイナーにオーダーして作ります。タータンの織り方にもちゃんと設計図のような図面があり、一寸たりともずれることはないように織られるのだそうです。イングランドに越してからは旦那はタータンを着ていないと言ってました。
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第一次世界大戦中のハイランダーの軍服。

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第二次世界大戦時のシェルターでの様子と、近代のレジメントの軍服。

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日本の国旗が見えて驚きましたが、スマトラかインドネシアかちょっと忘れてしまいましたが、そこで敵国の日本軍に捕虜としてとらえられた時の遺品。写真では小さくて見づらいですが、イギリス人がふんどしをしている写真が残されています。

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ミュージアムは意外と中が広くて、1つ1つ細かく見ていたためにあっという間に2時間ぐらい経過してしまい、他のお城の中は駆け足で見て回った感じになってしまいました。(今回ゆっくり見れなくてもまた次いつでも行けるのでいいか…)

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本来ならば6/24のバノックバーンの記念日にいろんなセレモニーができればベストだったのでしょうけれど、平日なので人も集まらないからなのか、いろんなイベントやパレードなんかが6/27の土曜日に多く開催されていたようです。写真に見える白いテントはイベントのための施設のようです。実際にバノックバーンの戦いを再現し、一般人も参加できるといったイベントもあったようです。

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私たちがスターリング城へ訪問したのは6/24(火)で、ロバート・ザ・ブルースが率いるスコットランド軍がイングランド軍を破り、独立を果たした有名な戦い、「バノックバーンの戦い(1314年の6/23~6/24)」からちょうど今年で700年目にあたり、記念すべき日にこの地に立つことができて旦那は感無量という感じでした。(笑)お城から見える奥に広がるフィールドがバノックバーンという地で、リアルバトルフィールドです。

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スターリング城は地理的にも、重要な位置を占めていたので、戦火に巻き込まれることが多く、イングランドとスコットランド 双方が常に奪い合う形になっていたそうです。

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お城から見える高い塔がナショナル・ウォレス・モニュメント(通称ウィリアムウォレスモニュメント)。スコットランドの英雄ウィリアム・ウォレスを記念して建てられたもので、彼がスコットランド民衆の国民感情を高めて抵抗運動を行い、1297年のスターリング・ブリッジの戦いでイングランド軍に勝利をおさめましたが翌年、フォルカークの戦いでイングランド軍に敗れたため、職を辞したそうです。今回のスコットランド独立推進派のサモンド首相と重なってみえます…。


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お城を後にして、次はバノックバーンのリアルなバトルフィールドへむかいます。

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ウィリアム・ウォレスが再びイングランドに敗れ、17年後にようやくロバート・ザ・ブルースがバノックバーンの戦いに勝利してイングランドから独立を果たすのですが、イングランドを破ったロバート・ザ・ブルースはスターリング城を奪い返したあとイングランドの手に城が再び渡ることがないように自らの手で城を破壊したそうです。こうして何度も改修を繰り返してスターリング城は今の姿となったようです。

あと2日後にスコットランドの独立投票がありますが、当日まで本当に結果がわからない状況。今週になってから独立投票のニュースや記事ばかりかたっぱしから見ています。(とは言え、私は移民ですが、今後の生活に影響を及ぼすこともありうるのでやはり未来が確実に保障されていない限り不安です)