或る長老の詩
君が何をして暮らしを立てているかなんぞ、どうでもいい。
私が知りたいのは君の心の疼き、
そして君に心から憧れていることに向かって突き進むことを
夢見る勇気があるかどうかということ。
君がいくつかなど、どうでもいい。
私が知りたいのは、君が愛のため、夢のため、生きるという冒険のために
馬鹿者扱いされてもかまわないかどうか。
どの星が君の月を巡っているかなんてどうでもいい。
私が知りたいのは、哀しみの底深く、君自身触れたことがあるか、
人生の裏切りに目を開かされたことがあるか、
それとも、さらに傷つくのを恐れて心をつぼませ、
閉ざしてしまったことがあるか、ということ。
私は知りたい。
それが私のものであろうと、君のものであろうと、
君が隠したり、消そうとしたり、なおしたりせずに、じっと
その痛みと向き合うことができるかどうか。
私は知りたい。
それが私のものであろうと、君のものであろうと、
君が歓びとともに在ることができるかどうか。
そして気を配ったり、現実的になったり、
人間であるということの限界を思い起こすことなしに野性のままに躍りまくって、
指先、爪先にいたるまで、エクスタシーで満たされるままにいられるか。
君が語る話しが本当かどうかなんぞ、どうでもいい。
私が知りたいのは、ひとをがっかりさせたとしても、
君が自分自身に忠実でいられるか。
たとえ裏切り者と非難されても、
君が自分自身の魂を裏切らずにいられるかということ。
私は知りたい。
君が誠実であるゆえに信頼にたる者でありえるのか、ということを。
私は知りたい。
たとえ毎日がきれいごとでは済まない時でも、君が美しさを見い出せるかどうか。
そして君が神を依りどころとして生きているかどうか。
私は知りたい。
君が、君の失敗も私の失敗もしょい込んで生き、
それでもなおかつ湖のほとりに立ち、銀色の満月に向かってこう叫べるかを。
「これでいいんだ!」
君がどこに住み、どれほど金を持っているかなど知りたくもない。
私は知りたい。
君がたとえ苦悩と絶望にうちひしがれて、人生にうんざりし、
骨の髄まで傷つくような夜を明かした後でも立ち上がり、
子供たちのためになすべき事をしてやれるかどうか。
君が何者で、ここまでどうやって来たのかなどどうでもいい。
私が知りたいのは、君がひるむことなく私と共に
炎のただ中に立ってくれるかどうかだ。
君がどこで、なにを、誰と学んだのかなんぞどうでもいい。
私は知りたい。
すべてが崩れ去った時、君の内なるものの何が君を支えてくれるのか。
私は知りたい。
君が自分と独りきりでいられるかどうか。
そして虚しいひとときに残った友を、心から好きだと言えるかどうかを。
by Oriah Mountain Dreamer
日本語訳:秋草ナナ
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素敵なPoemだったの秋草ナナさんのHPより引用させて頂きました。