高野山2日目
奥の院をお参りした後、金剛峯寺、壇上伽藍を巡りました。
前回の記事はこちらです
金剛峯寺
高野山真言宗の総本山に来ました
2つの寺紋
2つで一対になった寺紋に興味をそそられてググってみると、
右の巴紋はお大師様をこの地に導いた丹生都比売神社の紋、
左の桐紋は金剛峯寺に深く関わってきた豊富家の紋で構成されているようです。
見応えのある障壁画
こちらの大主殿では狩野派など多くの有名画家が描いた襖絵を鑑賞出来ますが、
中でも1番楽しみにしていたのが高野山開創1200年を記念し、日本画家 千住博が奉納した障壁画『瀧図』と『断崖図』
NHKスペシャルで制作過程のドキュメンタリーを見て以来、いつかは見に行きたいと思ってたので、実物を見ることが出来て感激です
ランチ
SNSで人気だったデジタルミュージアムにあるcafe雫さんの精進カレー
評判通りお野菜がたくさん入って美味しかった〜
胡麻豆腐のスイーツ付きというのも嬉しいです。
店内は混んでいたので、テラス席で頂きました。
壇上伽藍
中門
現在の門は2015年に再建されました。
門前の足元には以前の中門を支えていた礎石の跡が並んでます。
位置が少しずれているのは世界遺産としての高野山を保護するためだそうです
中門には聖俗の結界を護る四天王像が堂々たるお姿で立たれてました
北方の守護 多聞天(1819年造立)
四天王としてグループ活動される時は多聞天さんですが、ソロ活する時は毘沙門天というお名前に変わられます。
東方の守護 持国天(1819年造立)
南方の守護 増長天(2015年造立)
胸のトンボは前にしか飛ぶことの「決して退却しない」という強い意志を表しているそうです。
そういえば、兜にトンボを付けた戦国武将がいたような?
西方の守護 広目天(2015年造立)
広く見渡す役目のある広目天には、遥か遠くまで声が届くセミが胸元を飾ってます。
金堂
こちらは昭和に再建されてるため、内部の壁画や不動明王をはじめとする諸仏がとっても色鮮やか
創建当時にお大師様たちが目にされたであろう鮮やかな光景を垣間見ることが出来た気がします
TVで見た大きな曼荼羅も内陣の左右に掲げられていました。
六角経堂
把手が付いていて、回転するようになってます。
一周すると一切経を一通り読誦した功徳を得られるそうです。
まずは女性と2人で押して見たけど、微動だにせず
近くで見ていた男性にも加わってもらうと、
ようやくグルグルと回り始め1周出来ました
西塔
根本大塔と対になる塔。
中は非公開ですが、デジタルミュージアム入場特典のビジュアルガイドなら
360°VRで内部の極彩色で彩られた立体曼陀羅の世界を自由に見渡すことが出来ます
御影堂
お大師様の御影をお祀りする神聖な建物です
根本大塔
ここは大日如来を中心に四如来が鎮座、
そして16本の柱には菩薩が描かれた立体曼荼羅の世界
素敵な空間過ぎて、時間を忘れてじっくりとお参りさせて頂きました。
三鈷の松
お大師様が中国から投げられた三鈷杵がこの松に引っかかったとされてます。
珍しい三つ又に分かれた松の葉を持ち帰ると幸せになるとも言われてので、
探しましたが見つかりませんでした。
代わりに、これまたデジタルミュージアム特典のARで写した三つ又の松で~す
朝から奥の院、金剛峯寺、壇上伽藍をじっくり見てまわると、あっという間に1日が過ぎてしまいました
宿坊 天徳院
金剛峯寺にほど近い由緒あるお寺さん
般若湯
2日目の夜は『般若湯』の熱燗をチビチビ楽しみながらの夕食
『般若湯』は今は初桜酒造を代表する銘柄ですが、戒律で飲酒を禁じられている高野山ではお酒のことを般若湯と称して飲む習慣があったそうです
厳しい寒さを凌いだり、病を癒すためなら飲酒も特別に許されてたんですね。
お陰で身体がポカポカ温まりました
高野山3日目は女人堂、霊宝館、金剛三昧院、そして大師協会で授戒を授かる予定です
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました感謝
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