Med åbne armeを行きつ戻りつしています。

政治的な難民としてデンマークにやってきたヨセフ・クラインを支えるために

という大義名分で集まった人たち。

委員会が最初にできて、次に協会組織を作ろうということになります。

設立総会の様子はとても皮肉がきいていて、さすがにフィン・セーボーの作品らしいです。

メーク領事とホルスト社長は示し合わせて、女性大学教授側に対抗する様子はまるで子どもの戦争ごっこか何かみたいです。

揚げ足取りもあります。

フィン・セーボーの小説には子ども時代の遊びへの郷愁も感じられます。

私たちはとかく子ども時代の事を忘れてしまいます。

昨日のこと、家の中を片付けしていたら、息子たちの小学生時代の作文が出てきました。

すでに40歳になった息子たちですが、将来の夢や旅の思い出をつづってあり、

大人には書けない視点など心に響きました。

 

さて5章から一部抜粋し日本語訳にしてみました。

-Hvad er det for en tingest? spurgte hun og så anklagende ud over forsamlingen.

「何なの、このガジットは?」彼女(女性大学教授)はこういってから追い詰めるようなまなざしで聴衆を見渡した。

-Det er en mikrofon, oplyste konsulen.

「これはマイクロフォンですよ」と領事は言った。

  Hvem har anbragt den der?

「誰がこれを置いたの?」

-Det har jeg, sagde konsulen.

「私です」と領事。

-Vil De være så venlig at fjerne den omgående.

「すぐにそれをどかしてもらえるかしら?」

-Ikke tale om, erklærede konsulen. Professorinden tog sin stok.

「とんでもない」と領事。女性大学教授はつえを取った。

-Nu tæller jeg til tre, sagde hun, og hvis den tingest ikke er væk inden, så skal jeg sørge for at den bliver uskadeliggjort.

「さあ、3つ数えます。もし数える間にガジットをどかさないなら、私がとりのけるように仕向ける」