ほぼ4日かけて読み終えました。
いいです。
男女の愛を描いている作品でもあります。
主人公は商売に関する仕事をリタイアして、独りで生きてきました。
彼の名はアレクサンダー。(略してアレックス)
彼はとてもネガティブ思考なのです。
私も同じなので、親近感がわきます。

アレックスの家は不動産屋に売却し、アレックスの家もピカピカの家「ガラスの家」
に変身です。ご近所さんとの付き合いも少しずつできるようになって、
孤独な性格が変化していきます。

近所に越してきた女性ヒルダとの情事も経験します。
ヒルダは離婚したばかりで、一人息子の養育をめぐってもめています。

さてここからが8、9章です。
ヒルダは夫に息子を託すことで離婚したのですが、約束不履行でもめ事が起きて
その都度アレックスの家に助けを求めに来ます。ヒルダとアレックスの愛が
固くなっていくのです。
が不思議なことにヒルダは息子を連れて元の夫が出入りするようになり、
元家族が仲良くしている様子にアレックスの心は悶々とします。

一方アレックスの方も少しずつ友人が増えていき、女の友達もできます。
ヒルダとアレックスの間に隙間風が吹いて、お互いに好きなのにうまく行きません。
9章の最後のところが一番気に入りました。Det havde jeg ikke, og sa fik jeg partiet pa handen endnu en maned. Det var naturligvis en meget rar fornemmelse, hvis jeg pludselig skulle rende pa et menneske, der spurgte om jeg havde et par hundredtusende daser pulverkost til salg. Men jeg havde nu varet lykkeligere, hvis det havde varet Hilda,der havde ringet.

粉食品を友人から卸売の話を持ち掛けられたアレックス。アレックスはもともと商才がないのです。
友人から儲かる話を聞いてもそのままにしてありました。電話が久しぶりにかかったので、ヒルダからだとばかり思ったのですが、粉食品のことでした。
「粉食品20万個を買いたいという客が現れることよりも、ヒルダからの電話のほうが幸せ」とアレックスは思います。