(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

 

旧年中は、多くの方にこのブログをかわいがっていただき、

感謝しております。

 

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

昨年、12月30日は、本年度最後の受講生アップデートコミュニティレギュラー会員様向けの無料コンサルでした。

おひとり30分の無料コンサルをしているのですが、わずか30分でも、会員様の気づきやチャレンジ、時にぼやき、実践のご相談などをうかがう中で、コース中には見ることができなかった一面や素顔を知ることができ、本当に楽しいのです。

 

わずか30分ですが毎月、受けてくださっている方は、その1か月の行動や進捗状況を報告する中で、どんどん行動力が高まっていかれます。

 

コンサルという名称にあえてしたのは、コーチングとかカウンセリングという心理学的なこうあるべきに縛られるのが嫌だから(笑)

というか、そういう枠にとらわれたくないので。

 

コーチングがすごいのではなく、カウンセリングがすごいのでもなく、すごいのは、人間の可能性でしょ。自分が学んだやり方の枠に相手を入れるのではなく、

今、この瞬間の相手を感じ、観察し、必要なかかわりをするというスタンスです。

 

さて、12月30日のコンサルを受けてくださったベテラン養護教諭Kさん。

 

やりたいことは1学期も2学期も全部、実現しました!

周りの先生方も、とても協力的で、養護教諭が提案した取り組みも率先してやっていただいています。

でも、なんか心が空っぽで・・・

そして、●●な自分がいることに気づいていて・・・

 

と深い自己開示をされました。
いろいろ、確認質問しながら、お話を掘りさげ、Kさんの中で起きていることを整理しました。

 

ここで詳細は省きますが、学びが進み、自己と向き合う中で、自分の中の「闇(影)」の部分が見えてくる方もあります。それを、見て見ぬふりのままの方もあれば、K先生のように真摯に向き合おうとする方もあります。

 

そして、K先生には、こんなコメントをしました。

 

あなたは闇といったけど、それは、まだ、終わってないだけのところだから、全然問題ないよ。よい、悪いはないんだから、その自分が満足するまでやればいいだけのこと。否定すればするほど、その変性自我は暴れるから。


そんな話をされていくうちに、自分で気づいていかれました。

 

闇だとおもうから、それを反転させて光にしようとする・・・・そのこと自体がそれを否定することですね。

オセロの黒をなんとかして白に反転させようとしていました。そうではないですよね!自分ありのままで、毎日をたのしみます!
来年に向けて、いままでやりたい!と思っていたことにチャレンジします!

 

純粋に、素直、この方、すごいなあ、と思いました。

毎回、成長されているように感じます。

K先生のように、成長する人は、自己開示できます。

 

そんな自分を認めず隠し続けるから、変なところで顔を出し、周りには見えている。

どんな自分も認めたうえでやるのは、それはアリ!

 

いつまでも、できる私、有能な私、誰かより優っている私で居続けようとする人もいます。そこを認めていないから、どんどん変な思考、なんで?の行動をしてしまう。だから、ダメではなく、どのタイミングで気づいていくのかを見守っていくのも楽しいんですけどね。

 

さて、少し解説を・・・

 

Kさんの事例の「終わっていないところ」というのは、本来、子どものころにさんざんやってどうでもよくなるところが、十分できなかったということ。未完了だから、大人になってもやろうとするという変性自我がずっと深いところに居続けています。

 

それが、時に、悪さをする。

特に、闇の時代から光の時代に向かう中で、今まで闇の中で見えなかったものに光が当たり、そこに残っていた黒いものが見えてきます。

 

それは、恐怖だったり、満たされない想いだったり。

それを、消すための怪しげなスピのチカラは不要です。

現実をちゃんと生きて、そんな自分も受け容れて、生きていく。

 

その覚悟があれば、その変性自我ちゃんも、満たされて、今まで反応してきた場面で顔を出さなくなります。

 

それを愛の力で消しますとかいうのは、「虚」の話。

そういう人が言われる愛とは恐怖のことです。

 

それは、闇の時代には有効だった方法。

これからの時代は、ちゃんと現実を生きる力こそが必要です。

 

悪いものは消すとか、嫌な記憶を消すとか、本来自分が現実でこなすべき課題を

誰かの怪しい力で消してしまっては、もし次に生まれ変わるということがあるなら、

また、同じ課題かそれ以上の課題をこなす人生を歩くことになります。

 

でも、今、苦しいのが嫌、向き合いたくない人は、それが好きだし、そこに共鳴する人もまだまだ多いので、それはそれであってよいと思います。

 

それでは、今年も、「実」を生きていきましょう!