(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「【講座の感想】スライドを提示されたときに、頭を殴られたように自分を振り返りました」です。

 

保健室コーチングアドバンスコース第5講の感想その6です。

 

長年、保健室コーチングを学ばれているT先生の感想です。

T先生との出会いは2008年ですので、すでに12年となります。

 

学べば学ぶほど、その深さを実感していただけるのが保健室コーチングです。

今回、T先生のアドバンスコース受講も、すでに何回目でしょうか?

すでに上級コースも修了され、アシスタントとしてコースのお手伝いをしていただいたことも何度もあります。

 

感想を読んで、ああ、すごいなと感動しました。こういう気付きをされることが、T先生の人間性の深さでもあるのだと思います。

 

何をするか、どのワークを使うかという「WAHT」「HOW」の視点から「WAY」の視点に立ったうえでのかかわりの大切さというものがあります。

 

今回のアドバンスコースオンライン1期は、これまでのアドバンスコースとは、内容も一変させ、新しいスキルは、ほとんど扱いません。その分、ワーク1つ1つの深遠な深さを扱います。

 

スキルをたくさん持っていても、知識をたくさん知っていても、それは、プロとしての力量としてつながるわけではありません。スキルコレクター、資格コレクターの限界はここにあります。

 

さて、今回のアドバンスコース5講では、ここまで行ってきたベーシックコースで学ぶスキルの構造や脳科学の深い意味を徹底的に学び直します。

 

「1つ1つのスキルを、目的もなく使うな」というところでしょうか?

ワークをする、アプローチをするとはどういうことなのかという本質を、理解しすることの本質を理解している人は、基本的なスキルを応用的に柔軟的に使うことができます。

 

長々と書きましたが、第5講で深い気づきを得られたT先生の感想をぜひお読みください。

 

5講は、保健室コーチングを学び始め、目の前の生徒と関わることが楽しくて仕方なかった頃のすっかり忘れていたエピソードのひとつに終始囚われていました。
「達成までのコーチング」のスライドを提示されたときに、頭を殴られたように、自分のしてきたことを振り返りました。なぜなら、これでよかったのかなぁと思う事例を思い出したからです。  中学3年生のテニス部女子が何度か似たような違う課題で来室しましたが、いつも目標設定が『すぐ目の前』だったと、今でこそ、目標設定のその先を意識して関わることを当たり前のようにしていますが、当時は短いスパンで目先の課題をどうにかしようとしていたと思い出されました。

そのエピソードは次のようなことです。

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 来室当初は、所属している部活の県大会出場前に、緊張感が強いと言って来室。
 「質問カード」や「ふみふみリフレーミング」を利用して、全国大会出場!と宣言していました。順調に勝ち進み、県をまたいだ大きな地区大会に出場が決まったあとに再度来室。
 この時の「ふみふみリフレーミング」では、母親やコーチの期待に応えられない、部活を続ける自信もない・・・が、繰り返されていましたが、彼女のできていることを話していく中で、自分の力を出し切ると、決めていました。

 地区大会の結果は、上位入賞できず全国大会への出場はできませんでした。
 彼女の地区大会出場が決まった時点で、部活顧問から『全国大会に出場できる実力のある子だ』と聞いていました。
そのため、私の気持ちの中には、全国へ行く応援をしたいという気持ちも在りましたし、彼女が「ふみふみリフレーミング」をしていたときも、がんばれ!という応援の気持ちもありました。また、まわりの期待に押しつぶされないで~という気持ちも強かったと思います。(全く中庸ではなかったです)

 大会後に来室はなく、やりっぱなしの出来事のように感じていましたが、校舎の中で、スッキリした顔の彼女を見かけ、安堵したことを覚えています。  そして、最後の彼女の来室は、進学先の高校を推薦でいくのかどうかを悩んでのことでした。ここでは、「未来のイス」を体験し、笑顔だったと記憶しています。
 今となっては、目標設定が都度都度だったことが、悔やまれる事例です。  

 どこかで彼女とまた、当時のことを、話題にしたいと思っています。話をすることが嬉しいような怖いような・・・気持ちです。