(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「【講座の感想】「なぜ、そう進めるのか」「何のためのワークなのか」を理解すること」です。

 

保健室コーチングアドバンスコース第4講(対面)の感想 その8をアップしました。

対面講座では、体感ワークを中心にトレーニングをしました。

 

実際に相手を感じながらのワークは、やはり得るものが大きいですね!

やり方をしったところで、その本質が理解できなければ、宝の持ち腐れ。

やり方や手順だけを知っても、うまくできないのが

保健室コーチングの体感ワーク。

 

だって、その背景に、深い深い脳の科学と人間理解が必要だから。心理学じゃないよ。人間理解だよ。

 

やり方を知ればできるという昭和の学び方では、今の子どもたちの生きる力を高めることはできないし、そもそも、保健室コーチングは問題の解決を目的としていません。

問題をチャンスに変えて「思考力」「主体的に生きる力」「レジリエンス」を高めることを目的なのです!

 

今回の感想も、ベーシックではなかなか理解できなかったワークの本質に気づいてくださった受講生さんの気づきがすごいです。

 

 

帝釈天ツアーやバスの中、食事の際のみなさんの会話を聞いているだけでも、人と人の違いや傾向についてとても勉強になりました。

 様々なワークをコーチ役、クライアント役と体験する中で、それぞれの感じ方や捉え方の違い、その人なりの答えの出し方などを理解することができました。
今まで自分が(現場で)ワークに手を出せなかった理由も分かりました。テキストを見て、上っ面だけの理解ではコーチはできませんね

自分の中で「なぜ、そう進めるのか」、「何のためのワークなのか」を理解して落とし込めていなかったこと、姫先生の第1講の「地図と領土」のお話しの意味について、「あぁ、そういうことか」と感じて、ようやく自分の領土の形を作り始めるスタートラインに立てたと思います。

 子どもたちにうまく寄り添えていなかったと反省し、第4講後も、この言葉かけは失敗だったと思うこともしばしばですが…。

 理論に基づいた質問をすることで、人はそれぞれ自分なりの答えを出すことができる、答えにたどりつかなくとも、そのために考えることができる、相手を信じて伴走していくことが大切だと感じました

VAKの傾向から一つの質問がうまくいかないのであれば、違う質問に変えていいのよ」と教えてくれた方もありました。自分がクライアントとしてワークを受け、自分の中で引っかかるところがあったときに、「じゃあ、もう1回しよう」とやっていただいて、すっきりしました。
とてもとても幸せな時間を過ごすことができました。姫先生をはじめ、多くの先生方の「安心・安全の場」への思いが暖かい環境を作ってくれていたのだと感じます。自分の中の様々な変性自我とも上手に付き合いながら勉強していきます。ありがとうございました。

 

 

第4講以降、この間の変化を絡めてお伝えさせていただきます。
スタジアムビューイングの応用編を行った時、自分の中の妖怪を切り離して向き合うこと自体が、実は初めての経験だったのかも…と気づくことができました。
講座の中では不安が拭えなかったこの体験でしたが、2週間を過ぎた頃に起きた出来事で自分自身驚いたことがありました。

私は今年度、市内の養護部会でとある役員をしていますが、進めている案件について手厳しい意見をいただきました。
いただいた…と言うより、言葉を投げつけられた感もあり「内容はともかく、何であんな言い方されにゃならんのだ!」とちょっとムカついていました。
それでもその時は、春のコーチング大会で学んだ医療コンフリクトマネジメントの「相手が何に関心を持っているのかに関心を寄せる」を意識して、出た意見を基に仲間と話していました。

翌朝、自分への質問カード5問(←仕事前のルーティン)に答えていた際、前日の出来事を思い出して「でもやっぱり、あの言い方はないよな〜。“許せない”とは言いたくない…あ、姫先生がいつも言ってる“許せんべぇ”だ!“あの言い方は許せんべぇ(笑)”これだー!」
で、気がつきました。
意見を言ってきた先生は“許せんべぇ”が出ていたんだ。そして、それに呼応するように私からも“許せんべぇ”が出てきたんだ、と。
次に自然と思ったことが「(許せんべぇに対して)私の代わりに怒ってくれてありがとね。私は有意義な解決策の道を探るよ」でした。
ストンと落ちたら、その後課題は残っても感情がぶれることはありませんでした。

講座で体感したことが、時間を使って脳に落とし込まれていたんだなと認識した出来事でした。
まずは自分から変化していくこと。これを楽しみに第5講へ臨みたいと思います。