(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「コミュニケーションがとれているってどういうこと?です。

 

■コミュニケーションという言葉は知っているけど

「コミュニケーションをとりましょう」
「コミュニケーション取れていますか?」

ということは、よく言われている言葉ですね。

これに対して・・・

そうですね。大事ですよね・・とか
うちは取れています・・・とか
なかなかそれができてないな・・とか

まぁ、いろいろ反応はあるわけです。

ですが、誰もが知っている
「大切そうに感じる」言葉って
実は、誰もちゃんと理解してないことが多いのでは?

と感じます。

言葉の意味を明確にする
お互いの言葉のとらえ方を共有するって
すごく大切なことです。


意味のとらえ方が違っているのに
「その言葉を知っている。大事なことと知っている」
というだけで、

方法論ばかりを考えてしまうと
とても危険だと思っています。


「コミュニケーションとれていますか」
という問いに対して

あなたは、どんなことをイメージして
それができている、できていないと判断するのでしょう?

 

子どもとの会話をたくさんしているかどうか? でしょうか

必要なことを伝えているかどうか? でしょうか

自分の言うことを理解してもらえているかどうか? でしょうか

 

いろいろですよね。

何がよくて、何が悪いということはなく
もう少し、丁寧に見ていくことも必要かなと思います。

  • どうでもよいことはたくさんしゃべっているけど
    本音を語っていないという子どももいます。
     
  • 親のいうこと、大人のいうことに
    上手に合わせているだけの子どももいます。
     
  • 子どもが言うことをよくきいてくれるから、コミュニケーションが取れているのだろうと思っている大人もいます。
     
  • 自分が言いたいことだけ言っている状態を、よくコミュニケーションをとっていると勝手に思っている大人もいます。
     
  • 子どもが単語で言葉を発しただけで、先回りして動くことで、子どものことをよくわかっていると勘違いしてしまうこともあります。


子どもにとっての「コミュニケーションが取れている」と
いう感覚と、大人にとっての「コミュニケーションが取れている」
という感覚の違いがあれば
そこは一度考える必要があるように思います。

■VAKや利き脳の視点から

NLPのVAKという五感の使い方の違いも
コミュニケーションミスにつながりますし

行動コミュニケーション学による
聴き脳の違いでも、コミュニケーションミスは起きます。

言葉=意識(1)/非言語=無意識(2万)
という差があります。


言葉というのは、とても不正確で
その「不正確」な言葉だけのやりとりをもって
コミュニケーションが取れているとは実は言えないのです。

例えば、VAKという視点で考えても
感覚的な言葉を発する(K)と
視覚的な言葉で次々と言葉を発する人(V)では
話がかみ合わないと感じる場面があります。


サンドイッチマンではないですが
「ちょっと何言ってるかわからない」って、感じになります。

理論的に理解しようとする人(A)は
視覚的に思い付きで話がレールから外れる(V)を
もっと整理して話してくれと
イライラすることもあります。

利き脳の視点では
緑(義)の人の言葉は抽象的で
赤(勇)の人の言葉は具体的

これでは、話がかみ合わない。

なぜ?という問いを持っている緑(義)と
どのように?という問いを持っている青(誠)も
お互いの違いを知らないと
これまた、話がかみ合わない

やりたいと思ったら周りが見えなくなる赤(勇)を見て
手順を踏んで周りを見てよと思う黄(礼)も
思わぬところで、ちぐはぐな関係になりやすくなります。

ストーリーを大切にし、話が長くなりがちな黄(礼)に
要点をまとめてよとイライラするのは青(誠)

などなど

話はしているけど、違いを理解していないと
「コミュニケーションが取れない」と
関係性をあきらめてしまうこともあります。

最近、コミュ障ということばを
安易に使ってしまう傾向があります。

上手に話せないから
コミュニケーションが下手と思っていたり

相手の言葉にどう反応していいのか
わからないという一面だけをもって
そう決めつけてしまう人も多いように感じます。


多くはななせないけど、
じっくり話を聴いて、不正確な言葉を
上手に自分が理解できるように
確認することができれば

それは立派なコミュニケーション能力
だと思うのです。

コミュニケーション能力を高める
という言葉に、ものすごい抵抗を持つ子もいます。

誰もが大切だと思っていて
誰もが知っている言葉こそ
丁寧に掘り下げて、

「コミュニケーションが取れている」
「コミュニケーション能力」というものを

お互いに意味を深めて共有することが
まずは大切なのかなと思います。


それでは、今日も
素敵な1日を!


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